約 528,505 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2710.html
ゆっくりくずまんじゅう ※若干うんうん注意 赤ゆっくりいじめです 私は里で和菓子の店を営んでいる。 店の名前は水逸(すいいつ)という。創業当時からの名前だ。 断じて「すいーつ」と読まないでいただきたい。断じて。 今回は新商品のお披露目ということで、射命丸 文さんが取材に、来ていない。 「流石は人気店、厨房も充実していますね。おお老舗老舗。」 今私の目の前にいるのは、射命丸さんの使いのきめぇ丸さんだ。 「・・・・・。」 内心の落胆を隠せているかどうか。これが本物の文さんだったら私は・・・・! 「どうかしましたか?」 「いえ。」 きめぇ丸という種はゆっくりでありながらその高い知能により、 このような仕事も任せられる程に人間と共存出来ている。 そう、ゆっくりだ。 ゆっくりの登場は、幻想郷の甘味事情を一変させた。 タダ同然で餡子やカスタードが手に入るようになり、 従来より安価な菓子が大量に作られるようになった。 その為、多くの甘味店(ゆっくりを前面に押し出した店も多い)が雨後の筍の如くに興った。 最も、ゆっくり加工場が出来てからは野生のゆっくりを直接捕まえ 即調理ということはほとんどなく、加工場印の餡子を仕入れる。 加工場では野生のゆっくりを捕まえるだけでなく、 施設内で養殖、更に品種改良まで行っているという。 こうして、加工場を中心にゆっくりが取引されるという構造が出来上がったのである。 だが、私から言わせてもらうなら・・・・ ゆっくりにだけ頼っているようでは、和菓子職人としては二流だ。 餡子は何で出来ているか? (最近はゆっくりからしかとれないと思っている子どもが増えているらしい・・) 無論、小豆だ。 自分の足で小豆の農家へ出向き、指と目で豆を選び、舌を頼りに味付けして、 納得出来る味に仕上げてこそ、和菓子を語るに足りる。 しかし・・・今回私はゆっくりを使った和菓子を作ることになった。 このような運びになっているのは加工場からの依頼がきっかけである。 『里屈指の老舗である水逸さんに新商品開発を協力していただきたい。 条件は一つだけ。ゆっくりを使ったものであること。』 自分の店でゆっくり菓子を出すことなど毛程も考えないが、 私も和菓子職人の端くれ、新しい菓子を作ることには興味を禁じ得ない。 更に、今回の仕事を成功させることは、私の精進の足しにもなるのではないか。 そう考えた私は、試行錯誤の末、今日の文々。新聞の取材を受けるに至ったのである。 「では、作業に移ります。」 「どうぞどうぞ。」 まず私は、今回の「材料」の入ったかごのふたを開ける。 すると。 「・・・ゆっ!!やっちょでりゃれりゅんだじぇ!! じじいはまりしゃしゃまたちにごはんもっちぇくるんだじぇ!!」 「あまあまのにおいがしゅるよ!!ここをれいみゅたちの ゆっきゅりぷれいしゅにしゅるよ!!じじいはでちぇいってね!!」 「これはこれは。威勢のいいのが手に入りましたね。」 「・・・・はぁ。」 これだからゆっくりは嫌なんだ。 試作段階でゆっくりを相手にしてきてわかったのは・・・・ 最近ではおとなしく、利口で純粋なゆっくりはペットとして飼われる事が多いため、食用にま わされるのは馬鹿だったり、俗にゲスと呼ばれている種類が大半を占めているという事だ。 ゆっくり料理専門店の料理人などはある意味尊敬する。 いまだかごの中でゆぅゆぅ生意気言っているのは、今回の製品に合わせた ピンポン球サイズの10匹の赤ゆっくり達だ。れいむ種とまりさ種が半々である。 昨日加工場から送られてきたものを一晩放置したものだから、口々に餌を要求してくる。 挙句、かごの中はゆっくり達の排泄物(彼らは「 うんうん」と呼んでいるらしい)が散乱している。 実際、これは古い餡子らしいから下ごしらえとして好都合な訳であるが。 「じじいはれいみゅのうんうんでもたべちぇね!!しょしたらゆりゅしてあげりゅよ!!」 「「「たべちゃね!!」」」 きめぇ丸さんはこれらの様子をパシャパシャとカメラにおさめている。 私はゆっくり達を掴むと、流し台の桶に入れていく。 「ゆ~~~♪おしょらをとんでるみた・・・じじい!! ここはさっきよりもしぇまいよ!!ぷんぷぷぷぷ!!!」 騒ぐ口に水流を浴びせてやる。 「がぼがぼ!!」 「ちゅめたくてきもちいよ~~~!!」 饅頭達を洗う手をそのまま握り込みそうになるが我慢。 射命ま・・・きめぇ丸さんだって見ているのだ。 洗い終わったら、ふきんの上で水気を切る。 「ぷりゅぷりゅぷりゅ!!!」 風呂上がりの犬とかがやったら可愛い仕草も、こいつらがやると苛立ちしか感じない。 「「「「しゅっきりーー!!」」」」 「つぎはごはんなんだじぇ!!ふろのあとはごはんを よういしゅるとしょうばがきまっちぇいるんだぜ!!」 私はお前の嫁か。 私の嫁はあや、何でも無い。 さて、いよいよ本格的な調理だ。 一匹の赤れいむを手に取る。 「おしょらをry」 そして、おもむろに顔の側面から。 「ゆ~~♪ゆゆゆ”!!」 包丁を入れる。 絶叫。 「ゆっぎゃあああああああああああああああ!!!!」 「「「でいぶ!!!」」」 そのまま桂剥きの要領で背中の方へと刃を進める。 「ゆぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!!」 「やべじぇあげでね!!いぢゃがっでるよ!!!」 「やべでばやぐゆっぐりじゅるんだぜえぇぇ!!」 抗議の声などどこ吹く風。もう慣れた。 「いい絵です。」 苦悶のゆっくり達にとっては場違いなシャッター音が連続する。 目と口を傷つけないように刃が一周した。 「かぴ・・・かひぃ・・・」 剥かれた赤れいむの体は丁度破れ饅頭のように 薄皮だけを残して、黒々とした餡子が透けている。 きめぇ丸さんがふいに剥けれいむに顔を近づける。 「ふぅー」 「ばびぃっ!!!ばびびびびびび!!!」 「おお、まるで痛風ですね。」 吐息さえも激痛らしい。 もちろん吹いた瞬間の彼女は脳内変換されて私の記憶におさまった。 残るは9匹か。 ボウルに手を伸ばす。 「ま”ま”ま”!!ま”りしゃじゃなくてこっちのれいみゅがやりたいっていってるぜ!!」 「どぼじでぞんなごぢょいうのおおおおぼぼ!!」 ゲス赤まりさの帽子を取り上げる。 「ゆ”!!おぼうじがえじぢぇ!!」 帽子を追って飛び上がったところを反対の手でキャッチ。 「次はお前だ。」 「ゆぐ・・・・ゆぐぐ・・・」 剥き終わった10匹を机の上に並べると、私は次の作業に移る。 鍋に水を張り、その中に白い粉末を入れる。これが今回の肝だ。 更に砂糖を加えてかき混ぜ、ざるでこしたものを火にかける。 「素晴しい表情ですね。」 背後ではきめぇ丸さんが哀れな餡子玉10個を撮り続けている。 「そうだ。」 どこから持ってきたのか、彼女は鏡を10匹の前に置く。 「びふぉーあふたー」 「「「ぱ・・・ぱぴぷぺ、ぽおおおおおおおおおお!!!」」」 「べびびゅのやわはだがあああああ!!」 「ぎょんなのずーばーはんしゃむばりざざまじゃないんだぜええええ!!」 「おお、劇的劇的。」 阿鼻と叫喚の混声合唱な背後をよそに、鍋の中では変化が起こっていた。 水に徐々に粘り気が出てきて、色も透明から白っぽい半透明へと。 ここからは焦がさないようにへらでかき混ぜる。 「よし。」 鍋を火からあげておき、今だ叫び続けている10匹に向き直る。 調理ばさみを手に取ると、ゆぐゆぐ泣いているれいむの口に突っ込む。 「ぼうやみぇで・・・」 すぱっ。 舌を根元から断ち切る。 「!!ひゅひゅ!!!ひゃふぇてふゅふぇへへへ!!」 喉の奥で刃先をぐりぐりと回す。 「~~~~~!!!~~~~~!!!!」 これで、れいむの口はものも飲み込めないし、声も出せなくなった。 「あ”あ”あ”あ”あ”あ””!!!!」 「でいみゅのびせいがあああああ!!!」 騒ぐ残りにも全く同じことをする。 「「「~~~~!!!~~~~!!!!!!!~~~~~!」」」 「随分静かになりましたねえ。」 ゆっくりをゆっくりさせないことが至上である きめぇ丸さんは悲鳴が聞けなくなって少し残念そうだ。 「これからもっと面白いものが見れますよ。」 その後、5匹ずつにゆっくりを分ける。 片方は放置し、もう片方のゆっくり達の目を、匙で抉る。 口も同様に、ごっそり抉る。 5匹の顔は3つの穴が空いて丁度ボーリングの玉のようになった。 この間も、5匹は小刻みに痙攣している。 その空洞に餡子(自家製)を詰め、小麦粉で薄く覆っていく。 「これは・・・」 きめぇ丸さんも感嘆?している。 のっぺりと更地になった5つの震える顔面がこちらを向く。 そこへ、用意しておいた焼き鏝を押し付ける。 じゅ~っ。 一際大きく震える5匹。 鏝を外すと、そこには _,,....,,_ -''" `''ヽ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 小生意気な笑顔の典型的「ゆっくり」の顔が浮かんでいた。 もはや焼き鏝に失礼な刻印だが、加工場からの注文だから仕方ない。 「次で最後の工程です。」 「いよいよなのですね。」 私は10匹の飾りを外す。どうせ食べられないのだが後でつけ直すのでとっておく。 先ほどの鍋の中から、まだ熱い半透明の液を一匙、まな板に広げる。 その上に、顔を整形していない方の赤まりさをのせる。 「~~~~~~~!!!(あぢゅいいいいいい”!!!)」 声は出ないが顔の動きから熱さで相当苦しんでいることがわかる。 少し待って、膜状に固まった半透明の皮で、赤まりさをくるむ。 ちなみに、ゆっくりの口内を破壊したのはこの皮を食べないようにする為だ。 丸まったそれを、氷水を張った桶の中に入れる。 ちゃぽん。 「ご主人、これは・・・」 きめぇ丸さんにもわかってきたようだ。私が何を作っているのか。 そうこうしているうちに、最後の一個が氷水に沈んだ。 (ざざざざざざびゅい・・・ざぶういよぉ・・・) 寒さに震えるもの言わぬ饅頭達が、震えて氷をからん、と鳴らす。 「完成です。」 10個の饅頭を、皿へと並べる。 「おお・・・・」 「ゆっくりしていってね!!!」と言わんばかりの憎たらしい表情と、 白目をむいた醜い表情を、半透明の艶やかな膜ーー葛が覆っている。 「これが新製品、『ゆっくりくずまんじゅう』です。」 「クズ饅頭に葛の化粧とはこれいかに。」 今一度シャッターを切る音が響く。 「お一ついかがですか?」 「よろしいのですか?」 「ええ、きめぇ丸さんがゆっくりさせなかった おかげで、いい仕上がりになっていると思いますよ。」 「では、お言葉に甘えて。」 きめぇ丸はれいむを手に取り、リボンを外して口に入れた。 ひんやりとした葛の下から、責め苦で甘みとコクが増した餡子が溢れる。 (あんこでじゃううう!!・・・い、いぢゃいよぼ!!べびぶだべないでぽぉ!!) まだ生きているその体は痙攣し、葛のぷるぷるとした食感と相俟って実に心地よい。 (ゆ”っ・・・・ゆ”) 清涼感と甘さ、今までに無い食感がそこにはあった。 「素晴しい。私も舌が肥えた方ではありませんが、これは・・・」 「ありがとうございます。」 きめぇ丸さんからの賞賛に、私は歓喜した。 (やったよ文さ・・・) 「き!め!ぇ!丸!!いやこれは、 う!め!え!丸!!!!!」 ぶぅぅぅぅぅぅぅん・・・ 「その動きはだめえぇぇぇぇ!!」 『ゆっくりくずまんじゅう』の売れ行きは好調である。 文々。新聞での大々的な宣伝が効いたようだ。 更に、「虐待派」が存在するゆっくりならではの特別な商法も功を奏した。 普通に「葛饅頭」を想像してきた人には焼き鏝笑顔の饅頭を。 「クズ饅頭だと!?それは一体どんな食い物だゲァハハ!!」 というちょっとアレな人には天然顔芸の苦悶饅頭を。 流石は加工場、求められるものがわかっているというか。 かなりの個数が求められる今でさえ、私が一個一個手作りをしている。 無論、私の店には置かないし、店の商品の 仕込みもあるので激務と言えば激務なのだが・・・。 現に仕込み中の今、足下に固定した親れいむを思いっきり、蹴る、蹴る。 「ゆっ!!ぶっ!!がぼっ!!やべでえええええ!!! あがじゃんがえじでねえええええええええ!!!!」 私も、目覚めてしまったようだ。 〈fin〉 あとがき 前々からやりたかった料理ものです。もはや何番煎じかはわかりませんが・・・。 この後加工場へ「顔が笑ってるほうが旨いのは何故か?」という質問が来ますが、 それはこの職人さんお手製の餡子が目と口を埋める時に使われてたからで、 それを知った職人さんは自分の腕も捨てたもんじゃないなと少しほっこりしたりします。 全ての虐待ファンの方に感謝を。 またお目にかかる機会があったらよろしくお願いします。 今までの作品 紅魔館×ゆっくり系8 ゆっくりゃバーガー 虐 ゆっくり加工場系18 ゆっくり連環腿 虐 薬 道 慧音×ゆっくり系5 ゆっくり奇々怪々(上) 慧音×ゆっくり系6 ゆっくり奇々怪々(中) 慧音×ゆっくり系9 ゆっくり奇々怪々(下) その他 にちょりは仲良く暮らしたい。 ゆっくりいじめ小ネタ213 ゆっくり鞭打 by 少女Q
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1871.html
男は『休憩室』と書かれた文字が剥げかかったプレートの下がってる部屋に入る そして手近な緩衝材が飛び出しかかっているボロいソファに腰を静めると座煙草に火をともし大きくため息をつく 『久しぶり、どうしたんだ?今日は何時もより疲れた顔をしてるぜ』 声の主を男が振り返ると力のない笑顔を帰した 「やぁ、久しぶりちょっと色々あってね」 大きく息を吐くと煙草の煙が雲のように広がると霞のように消えてゆく しばらくの間男はそれを何度も繰り返す 『自分と会う前は何してんだ?』 男はこの加工場の開業時から勤続している 当初は工員で飼育所からつれて来られたゆっくりから餡子を抜き取る作業を行う工員だった 加工場の規模が拡大するにつれ販路開拓の為の要員が必要となり営業員の募集が告知された 彼は実家が元は小さい呉服屋のだった事もあり親について飛び入りの販売を手伝った事もあるのでそれなりに自信はある 何より機械化が進み製造ラインから他の工員が徐々に減っているのを目の当たりにしている、何時までもここに居られる保証はない 学歴も家柄も大して良くないが商売に関しては経験ならある 男は募集が告知されるや直に志願した.... 「あん頃は生活するのにも必死だった...仕送りなんて期待できやしないし、それ以前に俺は実家をの跡を継ぐのがいやで飛び出してだったけな」 煙草を燻らすと男はかつての思い出に浸る様に目を閉じる 『今やアンタは泣く子も黙る人事課長様だぜ』 「よせや…たいした物じゃねぇ」 軽く咳き込むと大きく溜息をつく 『何か嫌なことあったのか?話してみな、相談にのるぜ』 「…実は今日こんな事があってな…」 時を少しさかのぼる事数時間 空は快晴なれど春には未だ遠く街路の木にも疎らに枯葉が、冷たい風に呷られ舞う 加工場の正門には手書きの大きな字で『ゆっくりカンパニー採用試験会場』と書かれた紙が張られている その横を数十人ほどの真新しいスーツを着た男女が入ってゆく 男は机一つと椅子が2つだけ置かれた殺風景部屋の中からその様子を黙って見ていた コンコンと扉をノックする音がすると男は机が置かれた方の机にそそくさと座ると外の人物に中に入るように促した 「失礼いたします!」 やや緊張気味に紺のスーツを着た若い青年が部屋へ入ってきた 男は青年の方を見ると近くに置いてある書類ケースを探ると一枚の紙を取り出す 「○○君か…掛けてください」 「はいっ!失礼します!」 男は紙に張られている小さな写真と青年の顔を見比べると書類の全体に目を落としてゆく そしてある一点を見ると眉を一瞬わずかにしかめた (…またハズレ臭いな…一応使えるかどうか話だけでも聞くしかない) 「どうして君が我社に入社を希望したか答えてもらえますか?」 「はっ…はい!自分は以前にゆっくりブリーダーとしてゆっくりに関わる仕事をしていました その経験と知識にブリーダーと言う仕事を通して培ったを忍耐力を御社で活かせると思い応募しました」 青年の返事を聞くともう一度男は紙に目を落とす (ゆっくりブリーダー暦2年か……微妙だが、もしかしたら…) 「なるほど…それで君はもし入社できるとしたら先の質問で答えたくれた事から当社でどんな事が実現できるかと思いますか?」 「そ…それはゆっくりに関わる事でじ…自分が、いえ社会に…ぎゃ…こ…貢献できる物と思っています」 「なるほど…」 男は青年の様相を平成を装って見つめるとポケットから何かを取り出して机の上に置いた 「突然ですがこれを使って自己表現してください」 机の上に置かれたもの…それは一匹の赤ゆっくりだった 「ゆ?きょきょはどこ?おにーしゃんだぁれ?ゆっきゅりちていってね!」 青年は机の上に置かれた赤ゆっくりを目を見開いて凝視して固まった 室内は数十秒の間の間まるで無人のごとく静まり返る 「どうされましたか?時間はありませんよ」 「は…はいっ!その…こい…この赤ゆっくりを使うんですよね?」 我に帰った青年は席を立ち赤ゆっくりに近づくと荒い息を吐きながら僅かに痙攣させながら手を伸ばす その妙なオーラを出している青年の様子にに赤ゆっくりは気圧されずるずるとこちらの方へ下がる 「おにーしゃんきょわいよ…こっちこないでね!」 青年は震える手で赤ゆっくりに触れる 「ひゃあっ!たまんねぇ!虐待だあぁッ!!」 しわがれた声で叫ぶなり赤ゆっくりを乱暴に引っつかむと血走った目で口の端を大きく広げて笑いながら奇声を上げた 「いぢゃぁぁぁぁぁぁああああい!」 鷲づかみにされた赤ゆっくりが甲高い声を上げて痛みをうったえる 「おれのやりてぇことはこういうことなんだよぉぉぉぉおおおおおおおおおお!!」 青年はそう叫ぶと赤ゆっくりを握る手に力を込めるとブチュッ!と言う音と共に赤褐色の物体が飛び散った 男はその狂態に眉一つ動かさず、近くにおいてある白い台座に据え付けられた赤いスイッチを押すと部屋の外から 制服を着た警備員が飛び出して髪を振り乱し、仕立てたばかりのスーツをくしゃくしゃにしながら手の中にある 瀕死の赤ゆっくりを甚振る青年を取り押さえた しばらくのもみ合い末、青年が正気に戻ると数刻前に自分のやった行動を思い返して動揺したのか 警備員に押さえ込まれながら男の方に仕切りに叫んだv 「ち、違うんです!自分は…そのこんな事するつもりではなく!い…今のはパフォーマンスです! これ位の覚悟があるぞという…」 「君ブリーダー暦2年って言ったね?通常は普遍種のゆっくりの育て方をマスターするだけでも4年位かかる ウチには元ゆっくり関係の仕事やってた人間が来る事も多い、だけどそういうのに限って大抵君みたいに途中で挫折した人間が多い訳だ 厳しいこと言うけど君の言う半端な経験や知識や根性が役立つとは思えないんだなぁ」 「お…お願いです、ライン工でもいいです!ここが第一志望なんです!!ここへ入社する以外なんて考えられないんです!!!」 「さて話が変わるがウチは製菓業な訳で…原材料の品質に非常に気を使っている。 以前は人の手を使って製造したわけだが今じゃ機械化が進んでるだ。それにさぁ…商品に手を付けちゃ駄目じゃない」 青年はそこまで聞くとがっくりと肩をうなだれて無言のまま警備員に引きずられて出て行った 男は散らばった書類を拾い集めると溜息を一つつき何もなかったかのように元の椅子に座りなおした 「後から来た奴も酷かったよ……」 先の騒動の後男の元にやってきた就職希望者もキワモノぞろいであった 一見清楚で可愛らしい女性は趣味について聞かれた際ににカバンからゆっくりの死体から剥いだ皮を撮影した物を取り出しそれについて延々と語りだすわ 何をしに着たのか、ゆっくりを加工する事を非人道的行為と言い滔々と会社の批判演説を語りだす者、 仕舞いには、きめぇ丸が受験にやってくると言うと言う有様だった 何でゆっくりがゆっくりを加工する場所を就職希望しに来たのか不明ではあるが、 他の受験者に比べて質問受け答えも完璧で履歴書の書き方も手本になる位であるが流石にゆっくりは雇えない 先の受験者と言い他の人事部員がトチ狂って選んだとしか思えない きめぇ丸を除けば会ってみないと書類選考の段階でハジけないのが居るからその為に男が居るんだろうが… 『ふーん、あんたも大変だねぇ』 「ここはお前らの虐待ルームじゃねぇっつの……」 『でも昔ゆっくりを潰してたんでだろ?』 「人聞きの悪い事聞くな……もうあんな仕事やりたいと思わねぇよ毎日毎日悲鳴と恨みがましい目を向けられるんだ 普通の奴じゃ耐えられねぇよ…昔の同僚何人かは当てられちまって未だ病院に居る奴も居る…だから俺は今の道を選んだんだ」 短くなった煙草を灰皿に押し付けると男は胸ポケットにある煙草のカートンに手を伸ばす 『もうやめろよ、4本目だよそろそろと年だし健康気をつけないと駄目だぜ』 「いっそ肺がんで死んだ方がマシだよ」 『家でもなんかあったの?』 「最近カミさんが冷たいんだよ。まぁそれだけならいいさ、ウチに息子居るの知ってるだろ? 受験失敗した後浪人になってさあいつナイーブだからショックで引きこもりになったんだよ 慰めるつもりでペット用のまりさ飼ったんだが、ある日息子が受験勉強のストレスの余り笑いながらズタズタにしちまった」 『……』 「ああ…すまん、気分悪くさせちまったな」 男の隣でバスケットボールほどの大きさの黒い帽子をかぶった生首のような物体が左右に頭を振るゆっくりまりさである 『ううん気にしてないぜ、もう自分はゆっくりって気もしないから』 「そうか……営業だった頃は楽しかったな」 まりさは営業で働いていた頃以来の仲である営業マンになったばかりの頃 不良品だったのまりさを男にプロモ用と称して押し付けられた物だった 『うん……』 「一緒に街中で一日中ビラ配りやったり、シクッた時に取引先に頭下げて回ったり、その帰りに一杯やったり… んで今じゃお前は一躍人気者の宣伝部長様ってか」 ある時に加工場のCMが作られる事になった際に広告代理店に男と一緒に来ていたまりさが見初められた 目を細めて口の端を吊り上げて半笑いを浮かべたまりさが「おお、こわいこわい」と言う意味不明の内容のTVCMが放映されると大ヒットし 加工場の製品CMにはその映像が必ずといっていいほど出てくるようになった 今現在はその功績により特別宣伝営業部長という名前の肩書きを貰い加工場で飼われている しかし、他の社員は面白くないのかまりさに構おうとはしない…話せる相手は苦楽を共にした男だけである 「偉くなったのに増えるのは溜息だけだな」 『だぜ』 2人は室内をたゆたう煙を眺めながらしばし沈黙する 『ねぇ?』 「ん?」 『ひさしぶりに一杯やらないか?』 「いいね…じゃあゆ民で」 『意地悪、それに甘党じゃないくせに』 「はは…じゃ久しぶりにあの店で行くか」 男は小脇にまりさを抱えると部屋の外に出ていった なにをかきたかったのやら このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1385.html
ゆっくりぱちゅりぃというゆっくりが居る。 ご存知ゆっくりパチュリーに四肢が付いたゆっくりだ。 しかし、このゆっくりは四肢がないゆっくりと違い、少し頭が悪い。 そんなゆっくりぱちゅりぃの生態を、少し覗いてみよう。 「むっきゅ~~♪ むきゅむきゅ♪」 煙が移動するように、道を歩いているのがゆっくりぱちゅりぃだ。 「むっきゅ~~♪ むっきゅきゅ~~~♪」 その、濁った目を大きく見開き、目の前の人間を凝視する。 その右手。 そこに持っているのは、この男が買ってきた本だ。 「むっきゅ~~~♪ それはぱちゅりぃのごほんのなのーーー!!!!」 「うわ!! なんだおまえ?」 突然、誰かに話しかけられたと思った男は、目の前でワンワン泣いているゆっくりを見て声をあげる。 「むっぎーーー!! それはぱちゅりぃのごほんなのーーー!!!!」 「この本がお前の?」 「むっきゅ~~~♪ そうなの!! だからかってにもってかないでね♪」 四肢有りは総じて切り替えが早いのだろうか? このぱちゅりぃも、先ほどとは打って変わって満面の笑みで両手を差し出してくる。 「フザケンナ!! これは俺の本だ!!」 「むっぎゅーーー!!! ごほんかえじでーーーー!!!」 男がブツクサ言いながら去っていくと、懸命にその後を追いかける。 「まっでぇーーー!! もっじぇがないでーーー!!!!」 「…………」 男は大事そうに本を胸に抱えて無言で歩く。 「まぁ……じぇーーーー!!!」 その後ろを、ぱちゅりぃがヒィヒィ言いながら歩く。 「……。ほら、待ったぞ!!」 「!! もっじぇがないでぃーーーー!!!!」 男が止まったのを見て、一気に間合いを詰めようと、残っていた体力で懸命に駆け寄る。 しかし。 「ほ~ら♪ もっていっちゃうぞ~~~~♪」 「むぎゅ!!!」 後一歩。 後一歩のところで、勢い良くスタートを切った男に逃げられてしまう。 「むーーーーーー!!!!」 そのまま、スカートに足を取られて前のめりに地面とキッス。 「むっぎゅーーーー!!! ぱちゅりぃーーのごほんがーーーー!!!」 全身泥だらけになったぱちゅりぃの目は、涙をいっぱいに浮かべ、すでに姿が見えない男を追いかけていた。 「むっきゅ~~~♪ むきゅきゅ~~♪」 それから暫くして、漸く機嫌が直ったぱちゅりぃは、勇み足で人里の中へ。 「むっきゅ~~~♪」 目的は人間の家に侵入すること。 しかし、食料をとることが目的では無い。 「むっきゅ~~♪ おじゃまします~♪」 目的は本を見つけることだ。 丁寧に、挨拶をして家の中に入っていくその顔は、既に血眼になって本を探していた。 「……むきゅ~~~? むきゅ~~~?」 押入れ、冷蔵庫、風呂桶、食器棚。 何処を開けてもなかなかお目当てのものがでて来ない。 「むっきゅ~~~!! ごほんをよまないばかのお~ちなの?」 フツフツを怒りが湧き起こってきたその時、偶然あけた隣の部屋で、大きな本棚を見つけることができた。 「むっきゅ~~~♪ ごほんがいっぱ~~い♪」 吸い寄せられるように近づいていったぱちゅりぃは、手当たり次第に本を引き出すと、乱雑に並べてから、一冊の本を開いた。 「むっきゅ~~♪ ごほんをたくさんだしたぱちゅりぃはどくしょかなの~~♪」 ペラペラッと本を捲っていく。 その行為は、この家の主が帰ってくるまで続いた。 「おい!! そこでなにしてるんだ!!!」 「!!!! むきゅ? ここはぱちゅりぃのとしょかんよ? しずかにごほんをよめないおに~さんはでていってね!!」 さも当然のように言い放って視線を戻す。 「むきゅ! かしだしはしてないの」 視線を合わせず、思い出したかのように呟く。 勿論、貸し出しが何の事だかはサッパリ分かっていない。 「ここは俺の家の俺の本棚だ。人の家に勝手に入りやがって!! 出て行け!!」 「むきゅ~~♪ どくしょちゅうはおしずかに!!」 「……」 ここで、男の限界が来たようだ。 「むきゅ?」 何も言わず、首根っこを掴んで顔を近づける。 「それは、おれの、ほんだ!!」 「むきゅーー!! ぱちゅりーのごほんなの!!!」 「うるさいよ!!」 「むぎゅ!!」 そのまま外に投げ捨てる。 「むきゅーーー!! いれでーーー!! としょかんにいれてーーー!!!」 「嫌だ!! お前の図書館だったら、自分で入ってこられるだろ?」 「むぎゅーーー!!!!」 ガラス戸をペチペチ叩くが、ぱちゅりぃの力では割る事はできない。 中に入ろうとしても、昼間は開いていた玄関もしっかりと鍵がかかっている。 「むっきゅーーー!! ぱちゅりーーのごほんもっでがないでーーー!!! ぜんぶもっでかないでーーーー!!!!」 なけなしの力で最いっぱい叩くが、既にカーテン越しに明かりは消え、物音一つしなくなった。 「むっきゅーーー……」 仕方が無い。 この図書館を手放す事にしたぱちゅりぃは、とぼとぼと自分の巣の中に戻っていった。 ―― 巣の中は大きな空間が一つあるだけ。 その奥に、ぱちゅりィが拾ってきた本が山積みにされている。 「むっきゅ~~~♪ ねるまえにごほんをよまなくちゃ!!」 ここに帰る途中に拾ったくず野菜の夕食をとり、横になったぱちゅりぃは、その本の山から無造作に一冊取り出す。 三ページ程のA4の紙には、カラフルな文字で○○店オープン!! と書かれている。 「むっきゅ~~♪ ハラハラするだいぼうけんね!!!」 一冊捲り終える頃には、ぱちゅりぃはスヤスヤと寝息を立てていた。 ―― 翌日 「むっきゅ~~♪」 今日も朝から町へ出かける。 勿論本を探すためだ。 「むっきゅ~~♪ むきゅ!! むきゅ!!」 昨日の失敗は忘れてしまったようで、意気揚々と町の中へ乗り込んでいく。 「むきゅ? むきゅーーーー!!!!」 そこには、大きな図書館が存在していた。 一面に沢山の本が並んでいる。 まさにぱちゅりぃにとっての桃源郷だった。 「むっきゅ~~~♪ ぱちゅりぃのとしょかん~~~~♪」 「あら? ゆっくりぱちゅりぃね?」 「むきゅ? おねーさんだれ?」 「私はここの司書をしているの。貴方は?」 「むっきゅ~~~♪ ぱちゅりぃはここのとしょかんのあるじよ!! かってにわすれないでね!!!」 「そうだったわね」 ぱちゅりぃの自分の図書館と言う発言に食って掛からなかった司書は、更に言葉を続ける。 「だったら。そっちじゃないでしょ?」 「むきゅ?」 「この図書館の主人専用の部屋は、こっちじゃない」 指差す先には、確かに扉が有った。 「むきゅ!! そうよ!! あなたをためしただけよ!!!」 真っ赤になった顔を見られるように、勢い良く世の扉へと消えて行ったぱちゅりぃ。 「さようなら」 その言葉は、読経の様に静かな図書館内に良く響いた。 「むっきゅ~~♪」 中に入ったぱちゅりぃが見たのは、目の前にある本棚だった。 「むっきゅ~~~♪ むきゅ? むきゅ?」 取り出そうとしても取れない事に怒り出すぱちゅりぃ。 それもその筈、この本棚は精巧に印刷された本棚なのだから。 「むぎゅーー!! かえるーー!! さっきのほんだなのところーーー!!!」 泣きべそをかき、入ってきた扉をがさごそ弄る。 「むきゅ? むっきゅ~~~!!!!」 が、扉は開かない。 「むっきゅーーーー!!! なんであがないのーーーー!!!!」 何故なら、鍵がかかっている為だ。 「むっぎゅーーー!! ……むきゅ?」 漸く、この部屋の中に存在する唯一の立体物を発見したぱちゅりぃ。 「むきゅ? むきゅ?」 丁寧に描かれた絵に従って、自分の体にベルトを付けていく。 「むきゅ? これをおすのね!!」 最後に、大きなボタンが描かれた絵がある、その隣には本の絵が。 「むっきゅ~~~♪ はやくごほんがよみたーーい!!」 ポチ 「むっきゅ~~!! ……!!! むっぎゅ!! むぎゅ!!!」 スイッチを入れた途端、四肢に繋がれたベルトが勢い良く動き出した。 「むぎゅ!! むぎゅ!!」 それは一定のリズムを刻んでいる。 しゃがみ込み、地面に両腕を付ける。 そのまま足を後ろに伸ばす。 足を戻し勢い良くジャンプ。 この時、両腕を叩くのを忘れない。 「むっじゅ!! どめでーーー!!! ゆっぐりざぜでーーー!!!」 一回この動作をしただけで、既に息が上がってしまったパチュリー。 「む……はぁはぁ!! むぎゅ!! どめでーーー!!!」 息も絶え絶えに、懇願するが生憎と全自動のこの装置に監視員は居ない。 「むぎゅーー!!!! むぎゅーーーー!!!! おえ!! おぇーーーー!!」 口の中から勢い良く餡子が漏れ出す。 綺麗な緑色をした鶯餡。 「おぇ!! お゛お゛お゛お゛お゛ね゛がい゛じま゛ずーーー!!! ゆ゛っ゛ぐり゛ざぜでーーー!!!」 既に大量の餡子を吐き出して居るが、体は余り細くなっていない。 顔が若干やつれているだけだ。 「ゆーーーー!! もううごげないいいいい!!! だずけでーーー!!!」 延々と、無理矢理体を動かされ続けるぱちゅりぃ。 幸いな事に、後一時間もすれば、致死量の餡子を吐きだしゆっくりできるだろう。 「ゆ!! おぇ!! おぇええーーーー!!!!」 体が弱い分、少なくなった餡子を高速で生成できるゆっくりぱちゅりぃ。 その能力が苦しみ以外を与えてくれた事は、後にも先にも無いだろう。 「むっぎゅーーーーーー!!!!」 ゆっくりいじめ系426 ゆっくりぱちゅりぃ2 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/670.html
※この作品は1639.txtの続きです。 ※何の罪も無いゆっくりがナニでアレされます。そういうのが苦手な人は回れ右。 「ぺにぺに・・・あま、ゆっく、あま・・・」 「ゆぅぅぅぅぅううう・・・!いぐぅぅぅぅうううう!」 「ははははは、まだまだだぞ、れいむくん!お兄さんはまだぜんぜん満足していないぞ!」 「ゆうううううううう!・・・んほおおおおおおおおおおおっ!!」 「「「「すっきりーーーーーーー!!」」」」 子ゆっくりたちを両手両足と舌とぺにぺにで可愛がり始めてから30分が経過しようとしていた。 さすがにこの短時間で幼い体で性感大地震を2度体験し、スイートなぺにぺにからあふれ出すちょっぴりビターな大人のエキスを飲み干し、 顔のみによるゆっくり同士のセックスに近い体験をした子どもたちはぐったりとしている。 とりあえず、全員にぺにぺにをしゃぶらせて、満足した俺はさっきから不満ありげな様子で俺を見ていた母れいむの元へと歩いていく。 勿論、イチモツは常時卍解状態。いつでもガトツ・ゼロスタイルを放てる状態だ。 「おめんよ、れいむくん!君をないがしろにしてしまったね!」 「ゆ!いまさらおそいよ!おじさんはゆっくりでていってね!」 と、不信感をあらわに俺をなじる。が、その言葉によって俺の白楼剣が射殺せ神槍とばかりにさらに伸びる。 「ゆゆっ!ぺにぺにもかくしてね!」 「おじさん!まりさのれいむにへんなものみせないでね!」 まりさも一緒に抗議している。子どものときは笑顔に負けて何もいえなかったのに、ダメな親だぜ。 やはり、お仕置きに意味も兼ねてやっちゃうしかないだろう。 「・・・ああ、わかったよ。でも、俺の刀を納める鞘がないんだ」 そう言いながら身をかがめると、電光石火の早業で母れいむを捕まえ、両手で抱え上げ、愛刀で容赦なく貫いた! 「だから、君を鞘にさせてもらうヨ♪」 「んぐっ!?」 更に容赦なく突きを浴びせまくる! 「んご!あが・・・!んぎぃ・・・!」 「れいむぅ!?」 子どものときと違って一切加減の無い苛烈な攻めに必死で抵抗するれいむ。しかし、それこそ俺の策だった。 苦痛を忘れたいときに大抵の生物はほかの事を考えようとする。そして、その大抵は幸せなことだ。 例えば美味しい食べ物のこととか。ゆっくりなら甘いものだろう。 そう、俺のイチモツにローションとして使用されている蜂蜜のようなスイーティな味だ。 この瞬間、蜂蜜が真の力を解き放つ。苦痛や恐怖の対象から幸福を与えられる状態・・・それは依存! 暴力を振るう彼氏と別れられない女性の心理には、時々優しくされることが過大評価され「本当は彼は優しいはずなんだ。暴力を振るわれるのは自分が悪いからだ」という卑屈な感情が宿っていると言われる。 その結果、暴力を振るわれないように必死で媚びて、常に彼氏なら、彼氏が気に入るのは・・・などと彼氏を中心に考えるようになるという。 勿論、本人に元から依存傾向があるなどの要因もあるのだろう。だが、その依存は苦痛の中での僅かな幸福が最高の麻薬であることの証明に他ならないッ!! その状態はまさに今のれいむにも当てはまるのではないだろうか? “俺のイチモツは本当は甘くて美味しいはず。それが自分を苦しめるのは自分の奉仕が足りないからだ”と・・・。 我ながら完璧な心理作戦!月の頭脳も恐れおののく天才っぷりだ!! 「さあ、れいむくんッ!存分に味わいたまえ!そして虜になると良い!」 躊躇の無い腰使いでZUN!ZUN!れいむの口内を犯す。 「んぼっ!うっぐ!・・・んううううう・・・うぎぎ・・・!」 必死で抵抗するがやはり本能には抗えない。顔は紅潮しているし、時々ゆっくりの喘ぎ声が混じっている。 「おじざん、ゆっぐりやめでね!」 にんっしん中で動けない母まりさの悲痛な叫びが聞こえる中、俺は問答無用に攻め続ける。 しかし、それでもなかなか落ちない。 業を煮やした俺は床に座り込むとぺにぺにのピストンのみならず、両手を振動させ、さらに両足まで加えた必殺の攻めに転じた。 「ゆううう!?ゆぐっ・・・ゆっゆっゆっゆ・・・ゆぎぃ・・・」 それでも必死に抵抗するれいむ。愛するものの目の前だからか、母としての意地なのか・・・なかなか強情だ。 しかし、その抵抗が俺の欲望の炎に油を注ぐ。 いったんれいむを解放し、その代わりに手近な子まりさに再びイチモツを咥えさせる。 そして、また抗議しようとした母れいむに言ってやったのさ。 「10分だ。次、10分以内に君がイかなかったら・・・この状態で俺の最強魔法“小便(ショウ・ベン)”を発動させて、子どもをぶち抜いてあげよう」 まだ疲労から立ち直っていない子どもたちや、あまあまに夢中の子どもには全く聞こえていない。 けれど、その言葉は母まりさと母れいむの表情を絶望の色に染め上げた。 そして、その絶望の色の上に更に俺の白濁色が・・・! 「んほおおおおおおおおおおおおおおおおお!!すっきりぃ!!」 親の愛ってのは凄いね。ものすごい速さでカウントダウンするってインチキをかましてやったら、子どもを守るために一切の抵抗をやめたれいむはものの30秒で絶頂に達した。 勿論俺のミラクルテクによるところもあるのだろうが。それでも調教をしていないにしては相当早いタイムだった。 「おじざん!れいむはすっきりしたよ!ゆっくりはなしてね!」 子どもを守るためとは言え、自分のパートナーを目の前で犯されているにもかかわらず、にんっしんしているせいで攻撃することもままならないまりさが涙ながらに訴えかける。 くぅ~、泣けるねぇ~。でもやめない。 「おかあさんもゆっくりすっきりしてね!」 一方、パートナーに対する情愛なんて感情を知る前に蜂蜜の甘さと結びつけることで交尾の快感をいっそう強烈に刻み込まれてしまった子どもたちは悠長だった。 きっと、子どもたちの中では俺はみんなをすっきりさせてくれる優しいお兄さんということになっているのだろう。 「どぼじでぞんなごどいうのおおおおおおおおおおお!!」 そんな子どもたちに対して動けないながらも怒りをぶつけるまりさ。その剣幕に押されて怯える子どもたち。 「おいおい、そんな風に怒鳴ったら可哀そうだろ?子どもたちはまりさがにんっしんしているせいですっきりできないお母さんを気遣っているんだから。つまり、君がにんっしんしているせいなんだよ?」 言うまでも無く暴論である。親まりさでもそれがむちゃくちゃであることを理解できたらしく「ぞんなわげのわがらないごといってぼだべだよおおおおおおお!!」と俺に対して憤っている。 「なにもしないでゆっくりしているだけのおかあさんはだまっててね!」 「おかあさんもすっきりさせてあげないとかわいそうだよ!」 「すっきりさせてあげられないおかあさんはだまっていてね!」 「おかあさん、ゆっくりすっきりしてね!」 が、俺のフォローで気を良くした子どもたちはいっせいにまりさを非難する。うわ、清々しいまでの総すかん。これはさすがに気の毒だ。 でも、そんなの関係ねえ!ブーイングのコーラスをBGMに俺はリズミカルにれいむを攻め続ける。 「おじざあああああああああん!!でいぶをずっきりざせないでえええええええええ!!」 「ダメだ。俺がまだイっていない」 「んほおおおおおおおおおおおお!!すっきりいいいいいいいいいい!!」 おっと、またイった。今度は30秒くらいか?でも俺はまだイっていないので、遠慮なく攻め続ける。 「おじざーーーん!!やべでえええええええええ!!」 「ほ~れほれっほれ!!」 「んほおおおおおおおおお!!すっきりいいいいいい!!」 もういっちょイった。子どもと違って手加減抜きでやれるから、一度落ちてしまえば後はあっという間だ。 俺がイくまでにあと10回はイかせられるだろうな。 しかし、それだけではつまらない。どうせなら身も心も落としてしまわないとな。 そう考えた俺はさっき脱いだズボンの中から蜂蜜と八意印のゆっくり専用の塗り薬タイプの媚薬を取り出すとその2つをたっぷりとMy白楼剣に塗りたくった。 「ゆ?おじさん、はやぐででってね!」 どうやら俺が手を休めたのを見てもう止めるものだと思ったらしいまりさが即効でつけあがっていた。 まあ、今のうちにつけあがっておくんだな、と内心でせせら笑いながら再びれいむを両手で抱える。 「よ~し、もういっちょ頑張るか!」 再び、わがビッグサンを母れいむのお口に荒々しくねじ込む。 「ゆ?・・・!?ゆっゆっゆっゆっゆ・・・・?!」 もう終わったものと安堵していた親れいむは一瞬恐慌状態に陥るが、俺のモノのさっきまでとは比べもノンイならない甘さに気付き、すぐに夢中になる。 「どうだ、れいむ君。美味しいか?」 「ゆ!あまあま・・・うっめ!」 「そうか、それは良かった」 その言葉を聞いて驚愕したのは、また俺に止めろと言おうとしていた親まりさ。 「どうしたんだ、まりさ君?さっきみたいに止めてと言わないのか?」 最高のスマイルで親まりさにそう問いかけながら、激しく腰を振りながら、両手両足を振動させ続ける。 「ゆっゆっゆっゆ・・・ゆううううううう・・・ゆっう~ん」 そんなやり取りにも気付かず必死でイチモツにむしゃぶりつきながら徐々に媚薬と振動の効果で昇り詰めていくれいむ。 「で、でいぶのばがああああああああああああ!!」 パートナーを寝取られた絶望に顔をゆがめながらまりさがそう叫んだ瞬間、俺はれいむをイかせないように両手両足を離した。 それから、ゆっくりと立ち上がり、何の支えが無くても必死にアレにむしゃぶりつくれいむを見せ付けるように、両手を腰に当ててふんぞり返った。 しかし、俺とれいむのゆっくりすっきりタイムはまだ終わらない。 今度は立ったままの状態で両手と腰で振動を与え、絶頂に達する寸前で止める! 「ゆ?おにいさん!どうじでやめるの!すっきりざぜで!」 パートナーがいる前でこれは酷い。まりさが露骨に傷ついているぞ。 「なあ、れいむ君。おれとまりさとどっちのほうがすっきりするかな?」 「ゆ!?」 その言葉にまっさきに反応したのはまりさ。 「れいむ!まりさだよね!まりさのほうがすっきりするよね!」 「本当にそうなのかい?だったら俺はこれ以上すっきりさせてあげられないよ?」 「ゆ!ゆゆゆゆゆゆぅ・・・」 真剣に悩みはじめるれいむ。そこに容赦なく追撃をかける。 「ほ~っれほれほれ♪」 「ゆ!?ゆっぐ、ゆっゆっゆっゆっゆ・・・・・・」 猛烈な勢いで与えられる快楽。 「そぉれ!!」 「ゆううううううううううううううう!!すっ・・・」 すっきりする直前にまた寸止めする。 「おにいざあああああああああああん!ずっぎりざぜでええええええええええええええ!!」 ・・・・・・これをさらに2回繰り返したところで、れいむは「おにいざんのほうがいい」と高らかに宣言し、まりさは子どもからもパートナーからもダメだしを受ける羽目になった。 これで残るはそのまりさのみとなった・・・。 続く ---あとがきなのか?--- 変態お兄さんによるゆっくり一家レイプの中編です。 子どもを犯したり、夫の前でよがらせたり、寸止めしたり・・・出来の悪い陵辱ゲーみたい。 少なくともあと1話は続くので見てくださっている奇特な方はぜひ最後までお付き合いください。 byゆっくりボールマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri/pages/148.html
各キャラ紹介文 風見 幽香 ゆっくり村の日常1 ここは げんそうきょう の ちいさな むら おいしい おいもをそだててる 風見 幽香さんがすんでいます /三三三三\ /______\ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ この村にも |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| 春が来たっぺ \三三三イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ \三三 レヘ/ |"" ,___, "" .ル' /ハ 三/ うんめぇ芋さ作るっぺ \三三 ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ/  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ■春のゆっくり村 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- , . 。 . . ,, '"⌒ヽ . , -'" ... .... ` .... ヽ.. .` , -'"` -'"`' ,, '" ;'゙~`、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`- ,,,, -'" ノ ヽ ,,''.,,. .゙、, -'"` -'".. . .. .. .. .. .... )'" / ,,,,,,, ,, ,l.,.,._____.................. 彡ミノ;ミ;;ミ ,.,.,. - , ... . . . .. . . ヽ /\....ヽ,"'-, '.ノ,,,,.;八"""''"´"/i"'|il|"''"´ ,., ヽ,.,.,., ;;;; ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))_|田|_|_8.__ノ ノ "" ,---- ,. .. .`"''"'"'" ⌒.. .ヽ. ; ; .. . ( (───、 ──-'" /\;,,,,,, ヽ、.. .. ... ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| .. . .. ,,、 ヾヽ/ノノ;;;ノ.'- ;; ;; ; ... ; ;) ) ; ; \\ ,,,'´゙゙゙ "'| i | l|"''゙~^^゙^^~^'''^^゙゙^^゙^^゙゙゙''^^~^^^゙ ^´´^^゙゙'''~~~^'゙^^^^゙ ■みんなで作物を育てるべ ,.へ ___,.へ __,,. --─'──`<.,,/ ト、 ,. '" `'く ト. ∧ / ゝ____,.へ--、へr-、ノ i、 ! | /! V i__,.へ!_,./--'─'--'-<ヽi__/ Y | /」 __i. r'へ,.イ / ハ ハ i `ヽ7、.| .|/ ∠__,.ヘ `Y´ / / ノ__,/,.ィ レ' 、!__ハ i i iヘ| | > /iヽ. i イハ ハ| (ヒ_] ヒ_ン !_!ィヘ.| .|─ !/ !., | V |' " ,___, "ハハノ.| |>─ ∧ `ヽ、ノ 〈 ハ. ヽ _ン .从ヽレi. | ─ V /!〈rヘハ!|>,、 _____, ,.イハ ハ〉 レ' ─ |/ `⊥ ⊥´ ___/│ヽ / |\____ / / /| / / / | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'| | ─ | 炒った豆 | | | rr=-, r=;ァ. | | ─ | /// ///"' | | ─ | 'ー=-' | /| |_________|/ | | .| o o | | | ミ || o || o | | | / パカッ | / |/ o o |/ o o バラバラバラバラ o o w w w ⌒ ⌒ _ \`ヽ、 ニョキニョキ \, V ,、 / ̄ ̄ ̄ ̄\ `L,,_ ヽY/ /  ̄  ̄ |ヽ、) r''ヽ、.| / _,. 、_ \ .| `ー-ヽ|ヮ | (◯), 、(◯) | / | | " 'ー=-' ̄ " | _人人人人人人人人人人人人_ / | \ ノ > 私の出番のようだな!!! < | | \ /  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ | ,.へ_ ノ_,.-ァ  ̄ ̄ ̄ ̄ |_,,....,,_ / w w w w ⌒ ⌒ w _ \`ヽ、 ニョキニョキニョキニョキ \, V ,、 / ̄ ̄ ̄ ̄\ `L,,_ ヽY/ / .  ̄ .  ̄ . |ヽ、) r''ヽ、.| / _,. 、_ \ / .  ̄ .  ̄ . `ー-ヽ|ヮ '| (◯), 、(◯) |/ _,. 、_ \ | | " 'ー=-' ̄ . " | _人人人人人人人人人人人人_| (◯), 、(◯) | | \ . . ノ > イモより萃香だよな!!! <| " 'ー=-' ̄ " | / .  ̄ .  ̄ . \ /  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄\ . . ノ / _,. 、_ \  ̄ ̄ ̄ ̄ \ /,,....,,| (◯), 、(◯) | / .  ̄ .  ̄ . すいか畑 w w w w ⌒ ⌒ w ■まんじゅう達のお手伝い _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_o-''" `''> イモの種蒔き手伝うよ!!! < oヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^o o o o | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ o ___ _____ ______. o | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ o ネ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ、_''._,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 、ン 'r ´ ヽ、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 i ,'==─- / -─==',.r-'ァ'"´/ /! /ハ ハ ! iヾ_ノ/ | i./イル_ /イ人レン/i イ i. /o!イ´ ,' | /_// V 、!__ハ ,' /,ゝ. o |. i、|. | / ヒ_] ヒ_ン) iイリ/ o`! !/レi'/ヒ_] ヒ_ン レ/ ノ | iヽ「 ! "" ,___, "" !/.,' ノ ! ,___, " i .レ .| |ヽ L」. ヽ _ン ,.'」 o ( ,ハ ヽ _ン 人! ヽ |イ|| |ヽ、 ,イ|| |,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ レル. `. ヽ-一ヽ´ルレ o \ \ \ \ / / / / o w w w w w ⌒ ⌒ w ⌒ ⌒ ,.‐‐、 ,.-‐-、 ,.‐‐、 ,.-‐-、 ,.‐‐、 ,.-‐-、 く__,.ヘヽ. / ,ー、 〉く__,.ヘヽ. / ,ー、 〉く__,.ヘヽ. / ,ー、 〉 \ ', ! i / /´ \ ', ! i / /´ \ ', ! i / /´ w w w w w ⌒ ⌒ w ⌒ ⌒ ,-、 nn ,-、 nn. r-、 _00 / '┴'r' r-、 _00 / '┴'r'. | '´ r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 / | '´ r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /. | 「| | l| |Ln r┘|.l _lニユ、 ./ . | 「| | l| |Ln r┘|.l _lニユ、 ./.  ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ / / /  ̄└r''"´]_ l| | r゙=゙┐ |└ァ / / / 、ヽ、 ,ゞ´_ | l| |「二 7 .|.l └′/ / / 、ヽ、 ,ゞ´_ | l| |「二 7 .|.l └′/ / / . \\`´ | |. l| l 〈 / 、 ! . \\`´ | |. l| l 〈 / 、 ! ,.‐‐、 ,.-‐-、 ,.‐‐、 ,.-‐-、 ,.‐‐、 ,.-‐-、 く__,.ヘヽ. / ,ー、 〉く__,.ヘヽ. / ,ー、 〉く__,.ヘヽ. / ,ー、 〉 \ ', !-─‐-i / /´ \ ', !-─‐-i / /´ \ ', !-─‐-i / /´ / `ー' ー' ヽ / `ー' ー' ヽ / `ー' ー' ヽ / /, /| , , ', / /, /| , , ', / /, /| , , ', イ //-‐/ i L_ ハ ヽ! iイ //-‐/ i L_ ハ ヽ! i イ //-‐/ i L_ ハ ヽ! i レ ヘハi (ヒ_] ヒ_ン) ト、!| | レ ヘハi (ヒ_] ヒ_ン) ト、!| | レ ヘハi (ヒ_] ヒ_ン) ト、!| | !, |7"" .. " 、 | | !, |7"" .. " 、 | | !, |7"" .. " 、 | | | 从 'ー=三=-' 从 | .| 从 'ー=三=-' 从 | | 从 'ー=三=-' 从 | レ' |> .,,_ __ イ/ .i レ' |> .,,_ __ イ/ .i レ' |> .,,_ __ イ/ .i うどん畑 w w w w ■お礼の手紙 _,,....,,_ .-" ` ..、 ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ ,' ノ !'" ,___, "' i .レ' 農家のばっちゃへ。 ( ,ハ ヽ _ン 人! ,.ヘ,)、 )>,、 _____,/ ̄/ ̄/ ( 二二つ / と) | / / / |  ̄| ̄ ̄ _,,....,,_ .-" ` ..、 ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ いつも畑で穫れた `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ うどんやバナナを分けてくれて感謝なんだぜ。 ,' ノ ! '  ̄ ,___, ̄"' i .レ' ( ,ハ ヽ _ン 人! ,.ヘ,)、 )>,、 _____, / ̄/ ̄/ ( 二二つ / と) | / / / |  ̄| ̄ ̄さっき、イモを植えてた場所にタバコとコーヒーをたくさん植えといたぜ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . || || || || || || || || || || || || || || || || || || || || || w w w w w ⌒ ⌒ w ⌒ ⌒ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∬ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ ∫ [ ̄]'E [ ̄]'E w [ ̄]'E w [ ̄]'E [ ̄]'E [ ̄]'E [ ̄]'Ew [ ̄]'Ew [ ̄]'E w ⌒ ⌒ w ⌒ ⌒ _,,....,,_ .-" ` ..、 ヽ `' .、 | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ _,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ !イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ `! !/レi' rr=-, r=;ァ レ'i ノ 収穫したらまた分けてくれよな ,' ノ !'" "' i .レ' 楽しみにしてるぜ。 ( ,ハ 'ー=-' 人! まりさ ,.ヘ,)、 )>,、 ____/ ̄/ ̄/ ( 二二つ / と) | / / / |  ̄| ̄ ̄ ■ゆっくり村放火事件 . 从从. ( ). ヽ/ __ _||___ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 ,'==─- -─==', i i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i | レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .|| !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | _人人人人人人人人人人人人人人人_ L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| > ゆっくりリレーしていってね!!! < | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´. 从从 / 三 フッ ヽ/ __ _||___ ______ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 'r ´ ヽ、ン、 〃 ̄ヽニ ,'==─- -─==', ir'-'|.| O |三 i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |`'ーヾ、_ノニ レリイi ( ] L _ ).| .|、i .|| | ,| !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i | ,-/ ̄|、 . L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ー---‐' | ||ヽ、 ,イ| ||イ| / レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ _,,....,,_ 从从-''" `'' ( )ヽ \ ヽ/ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _||___ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ _,,....,,_ 从从-''" `'' ( )ヽ 从从 从 从 ヽ/ | ノ从从从 从从从 __ _||___ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、 从从从从从从二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==iゝ、イ人レ/_ル==', ir-从 ´/ 从从 ハ 从从 ! iヾ_ノ i イ (ヒ_] ヒ_ン )ヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi/// ,___, /// | .|、i .||`!从!/レ' (◯), 、(◯) レ'i ノ !Y!. ヽ _ン 「 !ノ i | 走れ!霧雨!!!,' ノ !'" ,rェェェ、 "' i .レ' L.',. L」 ノ| .| ( ,ハ |,r-r-| 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、_`ニニ´_,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- ,ワー . 。 . . ,, '"⌒ヽ . , -'" ... .... ` .... ヽ.. .` , -'"` -'"`' ,, '" ;'゙~`、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`- 从从 ノ ヽ ,,''.,,. .゙、, -'"` -'".. . .. .. .. .. 从从 )'" / 从从从 ,l.,.,._____.................. 彡ミノ;ミ;;ミ ,.,.,. - , ... .从从 . . 从从ヽ /\从从ヽ,"'-, 从从八"""''"´"/i"'|il|"''"´ ,., ヽ,.,.,., ;;;; ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))_|田|_|_8.__ノ ノ "" ,---- ,. .. .`"''"'"'" 从从ヽ. ; ; .. . ( (───、 ──-'" /\从从从从从... ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| .. . .. ,,、 ヾヽ/ノノ;;;ノ.'- ;从从.. ; ;) ) ; ; \\ 从从从 ,,,'´゙゙゙キャー "'| i | l|"''゙~^^゙^^~^'''^^゙゙^^从从~^^^゙ ^´´^^゙゙'''~~~^'゙^^^^゙从从 _人人人人人人人人人人人人人人人_ > ゆっくり燃えていってね!!! <  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ _,,....,,_ 从从ヽ 从从 从 从 ( )ヽ 从从 从从 ヽ/ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _||___ ______ 从从从从从从r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´// 从从 ハ 从从 iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`!从从レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ _人人人人人人人人人人人_ > 朝刊でーす!!! <  ̄^Y^^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ~─~─~─~─~─~─~─~─~─~─~─~─ 幻想史○年×月▲▲日 火曜日 ( 朝刊 ) ──────────────────────── ──────────────────────── ゆっくり村全焼!!!!ゆっくり消火してたら鎮火全然間に合わず __________ ____ ┌───ー┐ |. , -'" ... .... ` .... ヽ.. | |i i i i i i i i | ┬┴┬ | |-'" ..., -'!⌒'- ,,,, -'゙` - | |!!! !!!┌ー゙┐ .| ヽ、 ノ .| |从 )'" / 从从从゙ .| |!!! !!!..| 農 |゙ | /\ | |从ヽ /\从从ヽ- , | |--- | 家 |゙ | .ノー┐ | |⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))゙,__| |!!!!!!!!.| の |゙ | ヽ、ノ | | 从从ヽ. ; ; .. . ( (─| |!!!!!!!!.| 芋 |゙ | `o | |; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^| |-- .| お | | | |__________________| |iiiiiiiiii_| ば |゙ |! 立 r'´ |犯人は紅美鈴とのタレ込みも.|iiiiiiiii゙.| ち | . | 木ノ丁 .| ‐───────────┘ー--| ゃ | | |ヨ Ei . | .!!!!!!! !!!!!!!! !!!!!!!!! !!!!!!! !!!!!!!! | !!!!!!!!| ん | | | .耳 | | .!!!!!!! !!!!!!!! !!!!!!!!! !!!!!!! !!!!!!!! | !!!!!!!!| 衝 | .└───ー┘. ──────────────!| 撃 | ┌───┐ iiiiii iiii iiiii | iiiiii iiiiiiiiiiiiii | iiiiiiiiiii iiiiiiiiiiiii| | !! ! |゙.| レ´|`)゙| iiiiii iiii iiiii | iiiiii iiiiiiiiiiiiii | iiiiiiiiiii iiiiiiiiiiiii| └─┘| `ノ´ ゙| _,,....,,_ 从从ヽ 从从 从 从 ( )ヽ 从从 从从 ヽ/ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _||___ ______ 从从从从从从r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´// 从从 ハ 从从 iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`!从从レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ' L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ 実行犯 黒幕 タ レ コ ミ _,,.. -‐ ''' "´ ̄ `"'' 、 , '"´ ____/ヽ.__ ヽ. i \ 龍. / i. ,ゝ. 、 |,/\| ノ_,ノ, .,' `"'' ー`ーー--─ '' "´ ヽ. .,' ; ' ; i i ; ', | / / /! ハ ハ / ', , i | | i i !,|/__,.!,/ .レ' 、!__;'レ | | | | | ;イ (◯), 、(◯) |-!ヘ;」 .| |__;ハ| |リ'" rェェェ、 "' i | .| | └リ .|,r-r-| ,.イ | | i 〈 >,、 `ニニ´ イ ;{、_;! | i r´ ̄〈 Yヽ ---イ-、ヽ〈Yノi | i/ }ンゝ ヽ(> )、 } { .| i, } ヽ -─ ヽレ'`ヽ, .L /|_くイ_,,-─、ノ /´⌒`i⌒ヽr__ノ iヽ、 ヽ´ イ ヽi 誤認逮捕 ,.へ ∠______ヘ\ _,|/ ',_7.._ ,. '" `ー──'ヽ、 `ヽ、 / i i ; ヽ; ', / / 、 ハ ハ ハ ハ ! イ i / ハト、_レ' V,.イレ/ ! | ニタァ __r‐┐_!イ_/ レ;イrr=-, , r=;ァレ'i | 「「] [|  ̄|,.!、 iハ! "" ""/! | | | 【○】 |-,i /l. 'ー=三=-' / ハ ハ | ,(ヽ、====,/ ! />.、  ̄ ,.イ/ー'、/!/ iヽヽ、 ̄ iVレ>''/`T'''T〈/ ハ〈 ヽi`'ー-、, 'く_/´' ! /|// 〉 `ヽ ヘ 'く / ヽ! レ 〈_r,へ_ _/ 真の黒幕 : /三三三三\ : :/______\ : :,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ : :x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ : :|三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ : :|三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| : オラの芋畑が ・・・ :\三三三イ! | ;'i (◯) V (◯) V / イ 三三/ : : \三三 レヘ/ |"" ,rェェェ、 "" .ル' /ハ 三/ : :\三三 ハ ハ.. |,r-r-| / ( 〈 ヽ/ : : ̄〈 ノ ! >、`ニニ´. イ ノ ( )( : :レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ : :/ |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) : : /三三三三三三三三三三三三\ : : /三三三三三三三三三三三三三三三\ : : x〈三三三三 '三三三三三三三、 三三三三三\ : ∫ : |三三三三三ゝ" ヽ 三三三三三| : : |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三三三| : ∫ xー‐‐': \三三 ノ i ハ- / i ハ‐/ー- ;' / i 三三三三三| : オラの芋畑が ・・・ ,.イ ̄ : | イi -/-‐' V ≦乏 V / イ 三三三三| : ∫ ,.イ : レリイ.圷旡≧/ / / | | ル' /ハ 三三三三| : ∫ / |.j ,l : .|iハ | |/ / / /| | レ ( ( 三三/ : /|.! i| : |! i | | , -- 、 | | / ) ( 三/ : ,. -─r-/.|i .l| : |ヽヽ、 ー'⌒ー' ィ ( 〈 ) ̄ : / : \ ` ー--─ /レ () / : { : } ;>─く `ー)´ メ : 丶 : r’´. ` - _ ( / : ` ‐-'-一'´ヽ;hn : _,L _ : r| | |∩ : /. ` ヽ : /三三三三\ /______\ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| \三三三イ! | ;'i (ヒ_] V ヒ_ン ) V / イ 三三/ \三三 レヘ/ |" U,___, U" .ル' /ハ 三/ …焼き芋…食うだか? \三三 ハ ハ. ヽ _ン / ( 〈 ヽ/  ̄〈 ノ ! >、,,__ _,. イ ノ ( )( i# / ヽ /レ"#/ ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) _,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人人人_-''" `''> や゛ぎい゛も゛、お゛い゛じがっ゛だよ゛!!!<ヽ  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ__,.イ人レ、!__ルヽイ i .|!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイ〓〓〓/ /〓〓〓| .|、i |`! !/レi'〓〓〓 / /〓〓レ''i ノ !Y!".| |/ / / / | |「 !ノ i .|,' ノ ! | |/ / / / | | i ..レ' L.',. .| | , --- 、.| |L」 ノ| .| ( ,ハ | | , --- 、 | |人! | ||ヽ| | ー'⌒ー' | || ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、ー'⌒ー'_,.イ ハ レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ._人人人人人人人人人人人人人人人_ > ごめ゛ん゛な゛ざい゛ぃ゛ぃ゛ぃ゛!!!<  ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ /三三三三\ /______\ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ |三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ お、おらの村が燃えてしまったぺ |三三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| これからどこでゆっくりすれば \三三三イ! | ;'i圷旡≧/ /≦乏V / イ 三三/ いんだべ… \三三 レヘ/ | | |/ / / / | |.ル' /ハ 三/ \三三 ハ ハ.| | , -- 、 | | / ( 〈 ヽ/  ̄〈 ノ ! >、ー'⌒ー' イ ノ ( )( レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) ここにはみんながいるし、土や風や太陽はどこにもいかないよ ゆっくりやり直せばいいじゃない _,,....,,_-''" \ /三三三三\ヽ \ /______\ | ;ノ´ ̄\ \_,. -‐ァ ,ヘ´ハ三三三三三三三三三三三三\ __ _____ ______ | ノ ヽ、ヽr-r'"´ (.__x〈三三三 '三三三三三三三三三三三三\ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7三三三 ノ / i ハ i ハ i i i 三三三\ 'r ´ ヽ、ン、 rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7三三 ノ i ハ- / i ハ‐/、'; ;' / i〈 三三三| - -─==', ir-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ 三イ! | ;'i圷旡≧/ /≦乏V / イ 三三/イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ三三レヘ/ | | |/ / / / | |.ル' /ハ 三/レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ \三三 ハ ハ.| | , -- 、 | | / ( 〈 ヽ/ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |,' ノ !'" ,___, "' i .レ'  ̄〈 ノ ! >、ー'⌒ー' イ ノ ( )( L.',. ヽ _ン L」 ノ| .| ( ,ハ ヽ _ン 人! レ'i# / ヽ /レ"#/ ヽ | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /,.ヘ,)、 )>,、 _____, ,.イ ハ / |##\/i ̄ ヽノ'"##〈 ) レ ル` ー--─ ´ルレ レ´ ■ゆっくり村、消滅 「「 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- , . (‥)三 ・ ~ シュルシュルシュル . , -'" ... .... ` .... ヽ.. .` , -'"` -'"`' ,, '" ;'゙~`、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`- ,,,, -'" ノ ヽ ,,''.,,. .゙、, -'"` -'".. .... )'" / ,,,,,,, ,, ,l.,.,._____.................. 彡ミノ;ミ;;ミ ,.,.,. - , ヽ /\....ヽ,"'-, '.ノ,,,,.;八"""''"´"/i"'|il|"''"´ ,., ヽ,.,.,., ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))_|田|_|_8.__ノ ノ "" ,---- ,. .. ⌒.. .ヽ. ; ; .. . ( (───、 ──-'" /\;,,,,,, ヽ、.. .. ... ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| .. . .. ,,、 ズ ガ ー ン _ .. _ / \ /, '⌒ l.r‐-、.`、 / ( 八 ) ヽ 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- , ( ー-' `ー-' ノ . 。 ,, '"⌒ヽ . , -'" ... .... ` .... ヽ.. .` ー┐ (_八_)┌-' 、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`- ,,,, - `ー┐┌┘ ,,''.,,. .゙、, -'"` -' .... )'" / ,,,,,,, ,, ,l.,.,.___-======' ,=====- ,.,.,. - , ヽ /\....ヽ,"'-, '.ノ,,,,.; -====' ,=====-' ,., ヽ,.,.,., ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,))_|田|_| -==' ,==- ,---- ,. .. ⌒.. .ヽ. ; ; .. . ( (───、 ,r-‐┘└-‐ /\;,,,,,, ヽ、.. .. ... ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| .. . .. ,,、 て / ,,-",-''i|  ̄|i''-、 ヾ { (" ./ i {;;;;;;;i| .|i;;;;;;) ,ノ ii ( l, `'-i| |i;;-' ,,-'" _,,-" "'-,, `-,,,,-'--''  ̄ ''ニ;;-==,_____ '" _,,--''" ._,,-'ニ-''ニ--''" ̄.i| ̄ |i-----,, ̄`"''-;; ''-`-,, ,,-'' 二-''" .--i| .|i "- ;; `、 ._,-" /  ̄"''--- i| |i ヽ i .( { (i(____ i| .|i _,,-' / } `''-,_ヽ ''- ,,__,,,, _______i| .|i--__,,----..--'''" ノ,,-' "--;;;;;;;;;;;;;;;;;""''--;;i| .|i二;;;;; ---;;;;;;; --''"~  ̄ ̄"..i| .|i .i| |i i| |i 。 .,. '⌒`ヽ、, -'⌒'- .i| .|i . . ,, '"⌒ヽ . , -'" ... .... ` .... ヽ.. ..i| カ ッ ..|i~`、 。 ,, '"... ... ....`ヽ , -'" , -'⌒'- ,,,, -'゙´`-.i| |i. .゙、, -'"` -'".. . .. .. .. .. .... )'" / ,,,,,,, ,, ,.i| ,,-、 、 |i;;ミ ,.,.,. - , ... . . . .. . . ヽ /\....ヽ,"' i| ノ i トiヽ、_.|i,., ヽ,.,.,., ;;;; ⌒; ヽ l;田;;;l ̄l.,.,i|/"ヽ/ iヽ! ノ Λ ヽ|i__n、ト、 .. .`"''"'"'" ⌒.. .ヽ. ; ; .. . ( (───、 ──-'" /\;,,,,,, ヽ、.. .. ... ⌒; ,.. .); . . ;;ヽ ヽ^ \\ . .. .. . |;;;;;;|_田__| ~─~─~─~─~─~─~─~─~─~─~─~─ 幻想史○年×月▲▲日 水曜日 ( 号外 ) ──────────────────────── ──────────────────────── 時報失敗でゆっくり村消滅??!!非道のうどんミサイル攻撃!!!! __________ ____ ┌───ー┐ | _ .. _ | |i i i i i i i i | ┬┴┬ | | / \ | |!!! !!!┌ー゙┐ .| ヽ、 ノ .| | /, '⌒ l.r‐-、.`、. | |!!! !!!..| 農 |゙ | /\ | | / ( 八 ) ヽ.. | |--- | 家 |゙ | .ノー┐ | | ( ー-' `ー-' ノ' | |!!!!!!!!.| の |゙ | ヽ、ノ | | ー┐ (_八_)┌- | |!!!!!!!!.| 芋 |゙ | `o | | `ー┐┌┘ | |-- .| お | | | |__________________| |iiiiiiiiii_| ば |゙ |! 立 r'´ |犯人は紅美鈴とのタレ込みも.|iiiiiiiii゙.| ち | . | 木ノ丁 .| ‐───────────┘ー--| ゃ | | |ヨ Ei . | .!!!!!!! !!!!!!!! !!!!!!!!! !!!!!!! !!!!!!!! | !!!!!!!!| ん | | | .耳 | | .!!!!!!! !!!!!!!! !!!!!!!!! !!!!!!! !!!!!!!! | !!!!!!!!| 激 | .└───ー┘. ──────────────!| 怒 | ┌───┐ iiiiii iiii iiiii | iiiiii iiiiiiiiiiiiii | てゐ さん | !! ! |゙ | レ´|`)゙| iiiiii iiii iiiii | iiiiii iiiiiiiiiiiiii | 行方不明 | └─┘| `ノ´ ゙| 各キャラ紹介文 風見 幽香 ゆっくり村の日常1
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4374.html
※最初で最後のゆっくり虐待に挑戦中です。 ※どくそ長いです。 ※うんうん、まむまむ描写あり。 ※標的は全員ゲスです。 ※虐待レベルはベリーハードを目指します。 ※虐待パート小休止中。もはや虐待メインではない。 ※以上をご了承頂ける方のみどうぞ。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 『永遠のゆっくり』13 「ゆっくりこっちだよ!どすはこっちだよ!!」 施設を抜け出すのは簡単だった。 博士として信頼、優待されている娘のおかげで、警備の目はたやすく抜けることができた。 いったん家に帰って身辺を整理し、計画に集中したい、という名目を奴らは信じ、 車さえ提供してくれた。 車で森の中を走る。 助手席には娘の春奈、その膝に私のれいむ。 後部座席では十三匹のゆっくりががなっていた。 「まりささまはまちくたびれたんだぜ!!しーしーするんだぜ!!」 「くそどれいはゆっくりしないでさっさとしてね!!ついたらしんでね!!ごみくず!!」 「とかいはなゆっくりぷれいす!!いなかものはとうぜんゆっくりさせないわよ!!くやしいかしら?ばーか!!」 その声は、人間の感性では聞くに堪えない。 生まれてから一切の躾を受けず、その上人間に迫害を受け続けた。 人間への侮蔑と憎悪が、このゆっくり達から拭い去られることは永久にないだろう。 心の中で、私はこのゆっくり達に詫び続けていた。 「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」 私たちに罵声が飛ぶたびに、私のれいむがゆっくり達を必死になだめようとする。 しかし無益とわかると、やがて残念そうにあきらめ、道案内のみに集中するようになった。 あの呪われた施設から、すでに数十キロほども離れている。 向こうではすでに感づかれているだろう。 本来、提供されたのは車だけでなく、運転手もついていた。 送り迎えと言えば聞こえはいいが、ただの監視役だ。 私が変な気を起こさないように監視するためである。 施設から充分に離れたところで、私は後部座席から武器をつきつけた。 数万ボルトを流せる強力なスタンガンは、施設から持ち出したものだ。 ゆっくりを苦しめるための道具だった。 首筋にスタンガンをつきつけられた運転手の男は、 私に促されるまま車を降り、私たちが走り去っていくのを見送った。 街に近いところで下ろしたし、どうせ携帯電話かなにかですぐに連絡するだろう。 男を降ろしてからしばらく後に、 後部トランクに隠していたゆっくり達を引っ張り出した。 大きく成長したゆっくり達は、袋の中にぎゅうぎゅう詰めにせざるをえず、 どうしても騒ぐので、口をテープでふさぐしかなかった。 今、後部座席のゆっくり達が罵詈雑言を叫んでいるのはこのためも大きい。 何日もの準備期間で、春奈がじっくりと根回しをして連中の注意をそらしていたので、 ゆっくり達が監禁されていた部屋の警備は甘かった。 隙をついてゆっくり達を逃がし、車のトランクに詰めるのは造作もなかった。 今、車は人里離れた森の中を走っている。 助手席のれいむの道案内で、目的地ははっきりしていた。 これだけ遠ければ問題ないだろう。 「ゆっくりできるよ!!ゆっくりできるよ!!どすはもうすぐだよ!!」 ドス。 私が探しているのはそれだった。 突然変異で異常に大きくなったゆっくりは(ほとんどがまりさ種である)、 リーダーシップを発揮するようになって、多くのゆっくりを従え、群れのボスとなる。 ドスの統制する群れは行き届いた統制のもと安定した食糧確保が保障されており、 ゆっくりにとっては最上級のゆっくりプレイスとなる。 道案内はれいむがしてくれた。 ドスの発する「ゆっくりオーラ」は、ある程度離れたゆっくりにも影響を及ぼし、 ゆっくりできると感じたゆっくり達はドスのもとに自然と集まる。 なるべく人里離れた道を走っていたが、思ったよりは早く見つかった。 「ゆゆゆっ!!ゆっくり!!ゆっくり!!」 「くそどれい!!かわいいれいむをおろしてどすのところへつれていってね!!」 「はやくしなさいよ!!ぐず!!のろま!!」 後部座席のゆっくり達が騒ぎ始めた。 彼女たちもドスの存在を察知しているようだ。 私たちは車の中で夜明けを待つことにした。 ゆっくりの住むところには、時として捕食種のれみりゃ種やふらん種が住んでいることがあり、 それらは夜行性で、非捕食種のれいむ種やまりさ種を襲ってしまう。 ドスのところに連れていくにせよ、少なくとも夜のうちは動くわけにはいかない。 「なにとろとろしてるんだぜええ!!まりささまのありがたいめいれいがきけないのかぜえ!?」 「おろしてね!!おろしてね!!ごみくず!!あんこのう!!ゆっくりしね!!」 自分からは一切動こうともせず、後部座席で騒ぎつづけるゆっくり達には正直辟易させられた。 「この子たち、森で生きていけるかな」 春奈がつぶやいた。 人間のもとで、ずっと甘やかされ、その後虐げられつづけてきたこのゆっくり達。 どちらにせよ、自分では何もせず、なにもさせてもらえず、ただされるがままの生活だった。 今、この子たちに自分たちで生きていく力があるだろうか。 それは賭けではあった。 ドスの率いる群れの統率力、指導力に期待するほかない。 群れのルールに従ってさえいれば、ドスの群れは野生にとっては一番の良環境だ。 どちらにせよ、もう人間の元においておけないのは確かだ。 人間への憎悪を溜め込んだこのゆっくり達の世話を人間がしようとしても、互いにいら立つだけだろう。 このゆっくり達の侮蔑と憎悪が、同じゆっくりに向けられないことを祈るばかりだ。 ドスが強者、指導者として上に立ってくれれば大丈夫だとは思うが。 「信じましょう」 私はそう言うしかなかった。 何時間が経っただろうか。 うとうととしはじめていた時、突然強い光が視界に広がった。 車の前方に光るそれは、バイクのヘッドライトだった。 目が慣れるまでに時間がかかったが、 バイクに乗っているその男は知った顔だった。 「長浜圭一……」 長浜圭一はバイクから降りると、車のほうへ歩いてきた。 ぐずぐずしてはいられない。 私もすぐに車から降りると、スタンガンを構えた。 「近づかないで!」 スタンガンを突き付けられ、長浜圭一は両手を上げた。 どうやら丸腰のようだった。他に人がいる気配もない。 「一人で来たの?」 「そうだ」 「どうやってここがわかったの」 「車に発信機がついている。その車でどこへ行こうとすぐに足がつく」 周到な話だ。 心の中で舌打ちをしながら私は言った。 「ゆっくり達を取り返しにきたのね?」 「そうだ。そして須藤春奈博士もね」 「娘は渡さない。娘も、もうあなたたちに協力はしないわ」 長浜圭一が車の中の娘に目をやる。 娘はうなずいてみせた。 「逃げられると思うか?」 「逃げてみせるわよ」 「そのゆっくり達を逃がしたところで、別のゆっくりを使うまでだよ」 「すべてを公表するわ。世間にね。 一般市民たちが、あなたのしていることを聞いてなんと言うかしら? 人を殺したわけでもないゆっくりを使って世論は納得する?」 「さあね」 「あなたがしようとしていることは、人類の歴史上最悪の迫害よ。 あなたたちは平気らしいけど、普通の人間がその罪悪感に耐えられるものじゃないわ!」 「ゆっくりを苦しめるのが、そんなに嫌かい」 愚問だ。 「人の言葉を使う、人間以外では唯一の生き物よ。 価値観は多少違っても、共存の道があるはず、共に生きるべきよ!」 「あんたは、ゆっくりが友達だとでも言う気か?」 「そうよ。人間は、初めて対話できる別の生物と出会ったのよ。 その奇跡を、あなたたちの悪意と私欲で汚させはしないわ。世間に判断してもらいます」 「同じ言葉を使う、ただそれだけでそこまで感情移入できるとはね」 「それだけじゃない。私はずっとゆっくりと向き合ってきました。 子供のころからゆっくりは友達だった。 ゆっくりブリーダーとして、何千匹のゆっくりと対話したこともある。 あらゆる個性のゆっくりと、考えうるかぎりの接し方を経験して、仲良くする方法を学んできたわ。 あなたに何がわかるの? あなたたちなんかよりもずっと、私はゆっくりをよく知ってるのよ!!」 両手を上げたまま、長浜圭一は肩をすくめた。 「それはご立派なことで」 「本当に何も持たないで来たの?」 「そうだよ」 「私を説得できると思っていたわけ?」 「どうかな。正直わからない。 もしかしたらあんたの話が聞きたかったのかもしれない」 「話すことなんかないわ。後ろを向きなさい」 長浜圭一に背中を向けさせ、その背中にスイッチを切ったスタンガンを押し付けた。 「少しでも妙な動きをしたらスイッチを入れるわよ」 「わかった」 「春奈、出てきて」 車から出てきた春奈に指示する。 「れいむも一緒に連れてきて。 それから、あのゆっくり達をまた袋に入れてちょうだい」 「入れるの?」 「あの子たちにこの男を見せたら刺激させてしまうわ」 「わかった」 「ゆゆっ!!だすんだぜ!!だすんだぜえええ!!」 「ぐぞどれいいい!!ごみぐずうううう!!だぜえええええーーーーっ」 「とかいはなありすになんてことするのよおおおお!!!しね!!しね!!いなかものおおおお!!」 大きな袋に再びつめられ、文句を言うゆっくり達。 「ごめんなさい。後で出してあげるわ」 袋の口を縛ると、長浜圭一に持たせた。 これだけ成長したゆっくりが十三匹というのは相当重い。 一人だけでは辛いようなので、結局は私と春奈が加わり、三人で運ぶことになった。 中で暴れているのでさらに大変だ。 長浜圭一に先を歩かせ、森の中に入りこむ。 夜中の行軍になったが、人間がついていれば捕食種のゆっくりを撃退するのはわけない。 「ママ、森に行くの?」 「そうよ。あの車に乗っているかぎり足がつくわ。 この子たちを森の中に離して、そのあとあの車でなるべく遠くに逃げましょう」 「この人が群れの場所をバラしちゃわない?」 「そうね」 私は手荷物の中からハンカチを出し、長浜圭一に目隠しをした。 「あなたはこのままで歩きなさい」 長浜圭一は抵抗しなかった。 結局、これが間違いのもとだった。 「こっちだよ!!こっちだよ!!ゆっくりできるよ!!」 朝が近づいてきたころ、れいむがさらに声をはりあげた。 いよいよドスが近いようだ。 「あなたたちでも歩いていける?」 「ゆゆっ!れいむでもすぐにつくよ!!ゆっへん!!」 「そう。なら、ここで放しましょう」 袋から出されたゆっくり達は、堰を切ったように叫んだ。 「よくもまりささまをとじこめたなあぁ!!しね!!いますぐあんこはいてしねぇ!!」 「ぐずぐずしないでとっととどすのところにつれていってね!!それからしんでね!!」 「ゆっくりぷれいすがすぐそこよ!!いなかもののどれいはさっさとえすこーとしなさいよ!!ぐず!!」 口々に罵り、私に体当たりをしてくる。 幸い、薄暗い中で長浜圭一には気づいていないようだ。 目隠しをしているのも識別を妨げているのだろう。 「自分たちで歩いていくのよ」 私が言うと、ゆっくり達は文句を言った。 「はあぁぁああ!?ありすが!?ありすたちにあるかせるのおぉぉ!? ばかなの!?ほんもののばかなの!?ぶっさいくなかおよね!!」 「まりささまがめいれいしてあげてるんだぜぇ!!ありがたいとおもわないのかだぜぇ!?」 「ばかはかんがえなくていいよ!!れいむのいうことをきくんだよぉ!!」 やはり、ずっと閉じ込められたせいで積極的に動かなくなっているようだ。 それでもこれだけ元気なら、すぐ側のドスのところには行けるだろう。 私は背を向け、歩き出した。 「まつんだぜぇ!!どれいのしごとをほうきするのかだぜぇ!?」 「かわいいかわいいれいむがめいれいしてるんだよぉ!?たちばかんがえてねぇ!!」 ドスのところに、私が行くわけにはいかない。 人間の姿を見せると警戒させてしまう。 善良なドスほど、ゆっくりオーラは強くなる。 あれだけ遠くかられいむが察知できたなら、よほどよくできたドスだろう。 このゆっくり達はすでに野生の食べ物に慣らしてあるし、問題なくやっていけると信じるしかない。 「帰りましょう」 長浜圭一にそう声をかけ、二人で空き袋を持った。 そうして帰ろうと振り向いたところで、突然の衝撃が襲った。 全身を襲う痛みで、しばらくは動けなかった。 呻きながら、苦労して周囲を見渡す。 辺りは真っ暗だったが、頭上を見ると、2メートル以上はあろうか、 高みに穴が開いていて、そこから白みはじめている空が見えた。 状況を理解するのに少しかかった。 どうやら地面に穴が開いていたらしい。 目隠しをしたままの長浜圭一が足を踏み外し、 一緒に袋を掴んでいた私も、それに引っ張られて穴の中にずり落ちたのだ。 それなりに広い穴で、深さは3メートル近く、広さも3メートルはありそうだった。 自然にできたものにしては、入口の穴が内部に対して狭い。 どうやら誰かが掘った穴のようだ。 恐らく、ゆっくりが掘ったものだろう。 穴の内壁は壺状になっており、上方にかけてすぼまっている。 これではとてもよじ登れそうにはない。 全身を打ちつけ、声を出すのにも苦労したが、 なんとか長浜圭一を見つけ、声をかけた。 「大丈夫?」 長浜圭一はうずくまって呻いている。 その足に触れると、びくりと震えて悲鳴を上げた。 「触るな!」 見ると、長浜圭一の左足が微妙におかしな方向に曲がっていた。 着地の衝撃で折れたらしい。 「大変……ごめんなさい」 「………目隠しを取ってもいいんだろ」 「あ、ええ」 自分で目隠しのハンカチをはぎ取り、長浜圭一は穴を見渡してから穴の内壁にもたれて溜息をついた。 「あんたが俺をここに落としたのか?」 「いいえ、違うわ。足を踏み外して落ちてきたみたい」 「お母さん!」 「おねえさん!!どこ!?ゆっくりしていってね!!」 上から声がする。 見上げると、春奈がれいむを抱えてこちらを見下ろしていた。 「お母さん、大丈夫?」 「私はなんとか大丈夫よ。でも、この人の足が折れたようなの」 「大変じゃない。どうしよう……電話で助けを呼ぶよ」 「駄目よ、春奈」 「なんで!?」 「誰に助けを呼ぶの?住所もわからないのに。 捜索を待ってたら、あの連中に捕まっちゃうわよ」 「でも、あたしじゃ助け上げられないよ」 「どすならたすけてくれるよ!!」 れいむが叫んだ。 「どすはゆっくりしてるよ!!れいむがたのめば、きっとおねえさんをたすけてくれるよ!!」 果たしてそうだろうか。 ドスの群れに関わりたくはなかったが、今となっては命と、ゆっくり達の未来がかかっていた。 一刻を争う状況でさえなければ、人間の助けを待つのだが。 それでも、どのみちここにいればゆっくりに見つかるかもしれない。 この穴はゆっくりが掘った公算が高かった。 「くそどれいはなにしてるんだぜ!?さっさとあがってまりささまをはこぶんだぜぇ!!」 「いいきみだね!!ばぁ~か!!ばぁぁ~~か!!べろべろばぁ~♪」 「とってもとかいはなあなね!!にげだしたいなかものにはおにあいよ!!」 あのゆっくり達が穴の淵から見下ろして叫んでいた。 あの連中に捕まれば、このゆっくり達は地獄に叩き落とされ、人間は拭えない罪を背負うことになる。 選択の余地はなかった。 「春奈。ドスを探してくれる?」 「お母さん」 「ゆっ!どすはすぐそこだよ!!あんないするよ!!」 「ドス達にお願いしてみて。なにか太いロープか蔦をを下ろしてもらえればいいわ。 ここから抜け出せれば、あとはその子達を預けて、車で町へ行ける」 「わかった。待っててね」 春奈はそう言うと、れいむを抱えたまま姿を消した。 他のゆっくり達も、しばらく私たちを罵っていたが、 やがてドスまりさのオーラに惹かれたのだろう、春奈に呼ばれて穴の淵から退いていった。 ドスは助けてくれるだろうか。 私も、ドスゆっくりに会ったことはない。 ドスにも善良なドス、悪いドスがいて、 田舎のほうだと、悪いドスが人里に下りてきてドススパークをたてに「きょうてい」を結ぶことを要求することもあるという。 人里から離れたこのあたりのドスが、人間に対してどういう認識を持っているか未知数だった。 「足は大丈夫?」 「……痛い。叫び出したいぐらいだ」 長浜圭一は辛そうだった。 「接ぎ木ができればいいんだけど。何もないし、暗くて」 「俺のことは気にするな。あんたとは敵同士なんだ」 「たとえ敵でも、怪我人を放っておくほど冷酷にはなれないわ。あなたと一緒にしないで」 「…………」 「痛む?」 長浜圭一は笑った。 「面白いな」 「何が面白いのよ?」 「俺があのゆっくり共にやろうとしていることを考えれば、この程度で痛がってちゃお笑いだよ」 「別に痛がっていいわよ。絶対にやらせないもの」 「いい人だな、あんたは」 「皮肉?」 「いや。本心から言ってる。あんたはいい人だ。好きにはなれないが」 意外に素直なことを言うかと思えば、やはりねじくれた男だ。 上から声が降ってきたのは、完全に朝になったころだった。 恐らくは朝になり、夜行性の捕食種が巣に帰るのを待っていたのだろう。 「ゆゆっ!!ほんとににんげんさんがいるよ!!」 「わかるよー、おちちゃったんだねー」 「ちーんぽ!!」 大小さまざま、数十匹、あるいは百匹以上のゆっくり達が穴の淵を取り囲んでいるようだった。 れいむ種、まりさ種、ありす種、そしてちぇん種やみょん種といった希少種もちらほら見受けられる。 「お母さん!大丈夫?」 「おねえさん!!ゆっくりしていってね!!どすがくるからゆっくりできるよ!!」 春奈と私のれいむが姿を現した。 「ありがとう。呼んで来てくれたのね」 「ドスまりさに事情を話したの。来てから考えるって。いま来るわ」 果たして、大きな足音が聞こえてきた。 巨大なものが、ゆっくりと地面を這いずってくる音。 「ゆゆっ!!」 重低音の声とともに、巨大なドスまりさがぬっと顔を見せた。 この穴の底からでは目測しにくいが、身長3メートル以上はあろうか。 「ゆっ、ほんとだね!にんげんさんがおちてるよ!! ゆっくりしていってね!!」 「ゆっくりしていってね!」 私は笑顔で挨拶を返した。 さん付けで呼んでくれ、最初に挨拶をしてくれた。期待していいかもしれない。 「初めまして、ドスさん。とってもゆっくりした群れね」 「ゆっ?ゆっへん!!ドスのむれはゆっくりしてるよ!! おねえさんはみるめがあるね!!とくべつにみていってもいいよ!!」 素直なドスらしく、胸を反らしていい気分のようだ。 春奈がドスまりさに対して訴える。 「ドス、お母さんを助けて!」 「ゆっ?どうすればいいの?」 「ロープとか、なにか丈夫な蔦とかない?」 「ゆゆ?う~ん、あったようなきもするよ。みんな、つたさんをさがしてみてね!!」 「ゆっゆ~!!」 群れのゆっくり達が声を上げる。 どうやら助けてもらえそうだ。 そう安心しかけたところに、制止する声が響いてきた。 「むきゅ!どす、ちょっとまつのよ!」 特徴のある鳴き声は、ぱちゅりー種のものだった。 声量は小さかったが、鋭いその声に群れが一斉に注目した。 「むきゅ、にんげんさんはゆっくりできないわ!!」 「ゆゆっ?どういうこと?」 「ぱちゅりー、ゆっくりせつめいしてね!!」 ドスまりさの傍に寄り添うようにしているぱちゅりーが、群れに向かって講義をはじめた。 尊敬されている個体らしく、ドスを含めた群れはその声に耳を傾けている。 善良ではあるがどこか緊迫感のないドスを、知識に優れるぱちゅりーが参謀として補佐している。 恐らくはそんなところだろう。 これはよく見られるケースで、ドスが一人で何もかも取り仕切る群れよりも、 むしろこうした形式の群れのほうが成功しやすいようだ。 「もりのけんじゃであるぱちゅりーのことばをよくききなさい、むきゅ! にんげんさんはゆっくりできないの。 このむれはにんげんさんのむれからはなれているから、 にんげんさんをしらないゆっくりのほうがおおいとおもうけど、 ほかのところからうつってきたゆっくりのなかには、にんげんをみたことがあるゆっくりもいるはずよ」 「ゆっ!!まりさはみたことがあるよ!!」 「ちぇんもみたことがあるんだねー、わかるよー」 「れいむもにんげんさんをみたよ!!ゆっくりできなかったよ!!」 数は少なかったが、何匹かのゆっくりがぱちゅりーに同意していた。 「にんげんさんは、まったくゆっくりできていない、きけんでかとうなせいぶつよ。 おやさいさんをひとりじめしたり、 おなかをすかせているゆっくりにあまあまをあげないでむししたり、 ゆっくりのおうたをきいたのにおれいをしなかったり、 あとからやってきたくせに、ゆっくりぷれいすをよこどりしたりするわ、むきゅ! にんげんさんは、めにうつるものはなにもかもじぶんのものだとおもっているやばんないきものなのよ!」 ぱちゅりーの演説に、移住組らしきゆっくり達が声をあげる。 「そうなんだぜ!!まりさはおやさいさんをよこどりされてつまをころされたんだぜ!!」 「れいむはおうたをうたってあげたのにあかちゃんをつぶされたよ!!」 「ありすはにんげんをかってたわ!! ゆっくりぷれいすでにんげんのめんどうをみてあげてたのに、 ありすがとかいはなおよめさんをつれてきたとたんにうらぎって、 ゆっくりぷれいすをのっとってありすをおいだしたわ!!」 人間と接したことのある移住組のゆっくり達の話を聞いて、 群れのゆっくり達は口ぐちに悲鳴をあげた。 「ひどすぎるわぁぁ!!にんげんはぜんっぜんとかいはじゃないわああぁぁ!!」 「わからないよ!!にんげんさんはわからないよー!!」 「どぼじでぞんなびどいごどがでぎるのおおぉぉぉ!!?」 「ゆゆっ!!にんげんさんはゆっくりできないんだね!!」 群れを見渡してドスまりさが叫んだ。 「どすすぱーくをうつよ!!ゆっくりできないにんげんさんはしね!!」 「ま、待って!!」 なんて事だ。 こんなところで殺されてしまうのか。 やはりドスのいる群れに不用意に近づくべきじゃなかった。 「ゆっくりまってね!!」 その時、さらに制止の声が響いた。 ドスまりさの前で飛び跳ねているのは、見間違えようもない、私のれいむだ。 「ゆゆっ!!よそもののれいむはだまっててね!!」 「ゆっくりきいてね!!おねえさんはとってもゆっくりできるんだよ!! おねえさんはずっとれいむにゆっくりさせてくれたよ!!ころさないでね!!」 「ゆぅぅ!?」 「みんなもきいてね!!にんげんさんはゆっくりできないにんげんさんばかりじゃないよ!! おねえさんみたいに、ゆっくりをゆっくりさせてくれるにんげんさんもいるよ!!」 群れは静まり返った。 余所者のれいむの言葉だったが、たしかに効果があったようだ。 それはおそらく、れいむが丁寧な手入れをされている美ゆっくりだったからだろう。 美人に弱いのは人間もゆっくりも同じようだ。 「むきゅ!どす!まようことはないわ、どすすぱーくを!」 「ゆゆっ!?でも、このれいむはすごくゆっくりできるよ!!」 「む、むきゅう……!」 会話になってないように聞こえるが、ぱちゅりーは返答に詰まっている。 ゆっくりできている、ということはすなわち説得力につながるらしい。 「ゆっへっへ!!どす!!どすならはやくまりささまをゆっくりさせるんだぜ!!」 「ゆふぅ、ゆふぅ……ありすはつかれてるのよおお!!なんであるかせるのおお!!」 また新しい声が加わった。 聞きおぼえのあるその声は、施設から連れてきたあのゆっくり達のものだった。 遅れてやってきたのは、自分で跳ねるのは久しぶりで思うようにいかないからだろうか。 「ゆゆっ!ようやくついたよ!!どす、はやくにんげんさんをころしてね!!」 施設のゆっくり達の声が聞こえる。 やはり、この子達は私たちが助かることは望んでいないようだ。 「むきゅ!あなたたち、ぱちゅりーのしつもんにこたえなさい!」 「ゆ!?なんでもきいてね!!」 「このにんげんさんたちはゆっくりできる!?」 「ゆゆっ!!もちろんゆっくりできな――」 改めて穴をのぞき込み、私たちの顔を見た十三匹のゆっくり達は眼をむいた。 「ゆぅあああああああぁぁぁぁーーーーーーーーーっ!!?」 「むっきゅうぅ!?どうしたの!?きゅうにさけばないでね!」 「なんでおまえがここにいるんだぜえええええぇ!!?」 その子達が見ているのは、明らかに長浜圭一のほうだった。 昨晩は目を隠していたのと、宵闇であること、穴の底の暗がりだったために判別できなかったが、 太陽の下、いまや長浜圭一の正体は文字通り白日のもとにさらされていた。 自分たちをさんざん苦しめた長浜圭一を前にして、ゆっくり達はいきり立った。 「しね!!しね!!しね!!しね!!ひきょうなにんげんはいますぐくるしんでしねぇぇ!!!」 「かえせ!!かえせ!!れいむのあかちゃんかえせぇぇぇ!!!ゆっくりするなぁぁぁぁ!!!」 「よくもよくもよくもありすのとかいはなぺにぺにをいじめたなああぁぁーーーーーーっ」 悪罵を投げつけられながら、長浜圭一はどこか疲れた無表情で上を見上げていた。 「どういうことなの……」 十三匹の恐ろしい剣幕に、群れのゆっくり達はたじろいでいた。 「む、むきゅ!ぱちゅりーにせつめいしてね!」 「ゆっ!!このくそにんげんをいますぐころしてね!!」 「きゅうにいわれてもわからないわよ!このにんげんがなにをしたの!?」 「ゆっくりせつめいするよ!!れいむたちはとってもかわいそうなひがいしゃなんだよ!!」 十三匹のゆっくり達は群れに向かって、 自分たちがあの施設で長浜圭一にされていたことをすべて話した。 ゆっくりの、しかも感情的な説明なのでなかなか要領を得なかったが、 長浜圭一が恐ろしい人間である、という認識自体はたやすく群れに浸透した。 群れのゆっくり達は悲鳴をあげ、憎悪の声をあげはじめた。 「ゆうううぅぅぅ!!ゆっくりできないいいいいいぃぃ!!!」 「わからないよー!!わからないよー!!」 「ころせぇぇ!!ゆっくりしないでころせえええーーっ!!」 最悪の事態になりつつあるようだった。 私はなんとか弁解したかったが、火に油を注ぐだけだろう。 本来、野生のゆっくりが人間の論理に耳を傾けることはまずない。 どうすべきか迷っているうちに、ドスまりさが再び口を開いた。 「こんどこそどすすぱーくをうつよ!!むれのみんなはゆっくりはなれてね!!」 「やめてね!!やめてねぇぇ!!」 私のれいむが必死に止めようとして、ドスまりさの髪飾りに捕まっていた。 「ゆゆっ!れいむははなれてね!!」 「はなれないよ!!れいむのおねえさんをころさないでね!! おねえさんはこのまりさたちにはなにもしてないよ!! おねえさんがまりさたちをたすけだしてここにつれてきてくれたんだよ!!」 「そうなの?ゆっくりこたえてね!」 ドスまりさに問われて、施設のゆっくり達は飛び跳ねながら答えた。 「ゆっ!あのおねえさんはどれいなんだぜ!!」 「れいむたちがめいれいしてここまでつれてこさせたんだよ!!」 「でもにげだそうとしたわ!!やくにたたないいなかもののかちくだからころしてもいいわよ!!」 「ちがうでしょおおぉぉ!?おねえさんがいなかったらにげられなかったでしょおおぉ!!」 私のれいむが訂正しようとするが、施設のゆっくり達は悪びれる様子もない。 「にんげんさんがかわいいれいむをたすけるのはあたりまえでしょおおぉ!?」 「まりささまのみりょくにめろめろになったからたすけたんだぜ!! だからこれはまりささまのちからなんだぜぇ!!」 しばらく言い争っていたが、やがてドスまりさが言った。 「どすはゆっくりわかったよ!! あのおにいさんにどすすぱーくをうって、あのおねえさんをたすけるよ!!」 「ゆゆっ!!すごいめいあんだよぉ!!」 「かんどうてきなおおおかさばきだよ!!さすがどすだね!!」 迷っていた群れは、解決策を打ち出したドスまりさを称賛して飛び跳ねた。 しかし、またも制止の声が上がった。 「むきゅう、おまちなさい!」 「ゆゆっ!?どすのめいあんだよ!どこもおかしいところはないよ!」 「あのおねえさんをたすけたあとはどうするのかしら、むきゅ?」 「ゆっ?おうちにかえらせてあげるよ!」 「だめよ、どす!おねえさんをにがしたら、ほかのにんげんさんたちにこのむれのことをいうわ! おそろしいにんげんさんたちがこのゆっくりぷれいすのことをしったら、よこどりしようとするにちがいないわ!」 「言わないわ!絶対に秘密にしておくわ」 私はそこで口を挟んだが、黙殺されてしまった。 「それに、にんげんさんはゆっくりできないけど、ちからだけはあるわ。 にがすよりも、このむれでかってあげたようがいろいろとやくにたつわ、むきゅ!」 「ゆゆっ!ぱちゅりーはかしこいね!そういえばそうだよ!!」 「ゆゆっ!!すごいめいあんだよぉ!!」 「てんさいてきなゆっくりできるひらめきだよ!!さすがぱちゅりーだね!!」 ドスまりさ以下の群れのゆっくり達は、ぱちゅりーの提案に満足して飛び跳ねていた。 「じゃあ、おねえさんはここでかってあげるよ!おにいさんにはどすすぱーくをうつよ!」 「むきゅ、まって!つがいがいないのはかわいそうだわ。 せっかくおにいさんとおねえさんがそろっているんだから、つがいでかってあげましょう! かわいいあかちゃんがうめないと、すとれすでにんげんさんがしんでしまうわ!」 「ゆゆぅ~!!ほんとにそのとおりだよぉ!!」 「さすがぱちゅりーだね!どすはそこまできがまわらなかったよ!!」 「あかちゃんがうめなかったらゆっくりできないもんね!!」 「すっきりができなかったらすとれすでしんじゃうところだったわ!あぶないところだったわね!!」 ドスまりさが穴の口からこちらを覗き込み、満面の笑みを浮かべて猫なで声をかけてきた。 「ゆゆぅ~♪よかったね、にんげんさん! にんげんさんたちはこのむれでかってあげるよ!! こわいあめさんやれみりゃからまもってあげるからね!!もうあんしんだよ!!」 「ゆっゆっ♪ゆっくりしていってね!!」 「にんげんさんも、こうしてみるとかわいいかもしれないのぜ!!」 「がんばっておせわするんだねー、わかるよー」 ペットを手に入れたゆっくり達は浮き立っていた。 冗談ではない。ここから出られなければなにも解決しないのだ。 あの車の発信機をたどって、この群れはすぐに発見されるだろう。 あの十三匹のゆっくりが再び施設に連れ戻されてしまう。 「みんな、お願い、聞いて!私たちはここに住めないの。 お願いだから家に帰らせて!」 「ゆっ、れいむのおねえさんをかえらせてほしいよ!」 私のれいむがドスまりさに要求するが、ドスまりさ達は答えた。 「ゆゆっ!だいじょうぶだよ!ちゃんとゆっくりできるごはんをあげるよ! おねえさんをいじめるゆっくりはどすがゆるさないよ!だからあんしんしてね!」 「ゆっ、がんばってかわいがってあげるよ!」 「でも、れいむのおねえさんにはおうちがあるよ!かえりたがってるよ!」 「しらないところでふあんなんだねー、わかるよー」 「むきゅ、れいむ、よくきいて。 じこちゅうしんてきでみがってでらんぼうでちせいのないにんげんさんたちにかこまれて、 おねえさんはほんとうにゆっくりできていたかしら?」 「ゆゆっ?」 「もちろん、にんげんさんは、さいしょはにんげんさんのなかにいたいとおもうでしょう。 でも、それではにんげんさんはずっとやばんなかとうせいぶつのままだわ。 ゆっくりのなかでそだてて、にんげんのしらないしんじつのゆっくりをおしえてあげれば、 いままでよりもずっとずっとゆっくりすることができるのよ。 ながいめでみれば、それがにんげんさんのためなのよ!むきゅ!」 「………ゆっくりわかったよ!」 私は耳を疑った。 何を言った? 私のれいむは、今、何を言ったのだ? 「このむれはすごくゆっくりできてるよ!おねえさんもゆっくりさせてあげてね!!」 「だいじょうぶだよ!!どすたちにまかせてね!!」 「ゆっくりしていってね!!ゆっくりしていってね!!」 穴の淵を取り囲み、「ゆっくりしていってね」を連呼する群れのゆっくり達。 その表情には心底からの善意と愛情が浮かんでおり………私はぞっとした。 「れいむ!!聞いて、れいむ!! 私はここにはいられないのよ!!帰らなくちゃいけないのよ、れいむ!お願い!!」 「だいじょうぶだよ!!このむれはほんとうにゆっくりできるむれだよ!! おねえさんがすんでいたおうちよりもずっとずっとゆっくりできるんだよ!! れいむもここにすむことにしたよ! れいむがずっといっしょだよ!だからあんしんしてね!!」 私のれいむ。 お祖母ちゃんのれいむも、お母さんのまりさも、そしてこのれいむも、 生まれてからずっと私が面倒を見てきた。 ずっとれいむは私になついていた。 私もれいむも互いに愛し合い、人間とゆっくりではあっても、家族だった。 家族だった、そう信じていたのに。 「駄目なのよ、れいむ!お願いだから私の話を聞いて!本当に時間がないの!」 「ほんとうにだいじょうぶだよ!!むれのみんながおねえさんのめんどうをみてくれるよ!! とっても、とってもゆっくりできるんだよ!!れいむのいうことをしんじてね! あんまりわがままをいうとどすにしかられちゃうよ!!」 信じていたのに。 それなのに今、私のれいむは、私を裏切って―― 裏切って? なにを裏切った? なにが変わった? 「もりのなかでくらすのはふあんだとおもうけど、 むれのみんながなんでもおしえてくれるからね! これからはゆっくりみんなのいうことをきいてね!!だいじょうぶだからね!!」 いや、れいむは裏切ってはいない。 れいむは依然として家族だった。 家族として、私を愛し、私の幸福を第一に考えていた。 変わったのは立場だけだ。 今ここでは、ゆっくりが人間よりも強い。 そしてこの場では、あらゆる幸福と正誤は、ゆっくりの基準で定められることになる。 今、恐ろしい実感が背中を這い回り、私は震えていた。 完全な善意に対しては、一切の反論が無力だ。 逃げ場はなかった。 続く
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2807.html
いうまでもなくこのSSのみの設定です。虐待なし。オリキャラ登場注意 幻想郷の辺境に一人の魔法使いがいた。名前はおろか性別も知られていない。 その行動を見るに、おそらくは格の低い魔法使いなのかと思われる。 その魔法使いは甘味をこよなく愛していた。なかでも和菓子を。 甘味好きが高じて、自作するまでにもなっていたが、魔法使いはとても不精でもあった。 買いに行くにせよ、自分で作るにせよ、その手間を省く方法はないかと長い間考え続けていた。 ひとつの方法として、菓子を作る人形を作ろうと試みたが、うまくいかなかった。 人形は作れたものの、納得できる品質の菓子を作らせることができなかった。 だが、この失敗からひとつの着想を得ることが出来た。 それは人形ではなく菓子の方に生命を付与するという手段だった。 そして、動物のように繁殖させるのだ。元の菓子が美味しければ、子供も美味しいに決まっている。 魔法使いは試行錯誤を繰り返した果てに、植物、動物、饅頭、大福を混ぜ合わせたような性質を持つ、まったく新しい菓子を作り出した。 魔法使いはうぉ~と叫んだことだろう。 生ゴミのような粗末な食物でも育ち、急速に殖えることができ、どのような環境化で育とうとも常に美味。夢の菓子生物が誕生したのだった。 「ゆっくりしていってね!」 生きている饅頭は生れ落ちてすぐさま第一声を放った。 なぜゆっくりなのかというと、おそらくは魔法使いのサボりたい気持ちが移りこんだ結果こうなったのだろう。 バグに近いものだったが、魔法使いはそのままにした。 来客に供された饅頭が「ゆっくりしていってね!」と言ったとしたら、面白いもてなしの趣向ではないか。 食べ物なのだからゆっくりしてくれた方が好都合でもある。作り直すのが面倒でもあったのだろう。 魔法使いはいい加減な性格だったので、この饅頭をそのまま「ゆっくり」と呼ぶことにした。 ちなみに、この原種ゆっくりは饅頭に目と口がついただけのシンプルな姿である。ハゲまんじゅうを想像してもらえればよい。 こうして魔法使いは寝ているだけでも三食甘味三昧の生活を手に入れたが、そこで欲が出てきた。 (売り物にならないだろうか?) 食物兼ペット兼家畜兼玩具として大流行するに違いないと魔法使いは安易に思い込んだのだ。 (これだけでは弱いな……) このままではただの生きている饅頭だ。なにかもうひとつ“売り”になる要素を追加したかった。 そこで魔法使いの目に着いたのが、幻想郷の歴史を綴った一冊の書だった。また、魔法使いは新聞もとっていた。 それらの書には幻想郷で起きた異変や、それを解決した巫女、弾幕合戦のことが書かれていた。 (これだ!) 魔法使いはゆっくりを一種のキャラクター商品として売りこむことに決めた。 ゆっくりを幻想郷の少女たちをかたどった饅頭にするのだ。 まず最初にもっとも有名な二人の人間を題材に、ゆっくりれいむとゆっくりまりさを作り上げた。 とにかく殖えてもらう必要があったので、れいむには強めの母性本能が付与された。 これにオリジナルの神社を守るという設定が組み合わさって、縄張り意識が強まり、“おうち宣言”の習性を得ることになったのだろう。 まりさは偏見込みのモデルそのままだ。野菜を盗むのは、図書館から本を盗むという記述に影響されたのだろう。 こんな調子で、モデルの性質を奇妙にゆがめた(顔面もゆがんだ)幻想郷のゆっくりたちが作られていった。 だがさっぱり売れなかった。 理由はいろいろあるが、やはり喋る饅頭は気持ち悪かったのだろう。 モデルの不興を買うことを恐れたというのもあるだろう。言うまでもなく許可などとっていない。 欲に目の眩んだ魔法使いは大量の在庫ゆっくりを抱えることとなった。 この在庫が意図的に投棄されたか、管理がずさんなせいで逃げ出したのか、 野生化し、増殖し、里に現れ……あとは皆のよく知るところである。 魔法使いは儲けられなかったが、ゆっくりは幻想郷に定着することとなった。 今更出てきて権利を主張することはないだろう。前述の通り、モデルに許可を取っていないし、 方々でゆっくりによる少なくない被害が出ている。 魔法使いは今でも知られざる庵にて、ゆっくりたちと暮らしている。 そこには捕食種、希少種、変異種も含めたすべてのゆっくりたちがいる、ゆっくりの故郷だ。 魔法使いはたまに創作意欲が湧き上がると、新たな種類のゆっくりを生み出して野に送ると噂されている。 これらはすべて人づてに聞いた話である。真偽のほどは定かではない。 ところで、もしこの記述を目にしたゆっくりがいたのなら警告しておく。 この魔法使い、ゆっくりの創造者を探そうなどとは考えないことだ。 「どぼじでー? そのひとはゆっくりのかみさまなんでしょ? きっとそこならすごくゆっくりできるにきまってるよ!」 などと言い返すかもしれないが、この創造者が、ゆっくりを食べるために生み出したことを忘れてはならない。 魔法使いはゆっくりを愛している。だが、それはあくまで甘味としてだ。 書き忘れたが、この魔法使いは大層大食いだそうな。 自分を食べられないためには、ひたすら子供を産み続けるしかないということだ。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/3182.html
「ゆっくり、ふゆごもりするからお布団にはいってね!」 部屋には、成体まりさとれいむ 子まりさと子れいむが2匹づつ、それに赤れいむと赤まりさが3匹づついる。 暖房が一切効いていないプレハブ小屋に近いこの部屋は寒く、凍え死なないまでも ゆっくりにとっても耐え難いものなようだ。 このゆっくり一家にとって、夜はお兄さんのお布団に入ることが”冬篭り”なのである。 「お前ら布団で小便しやがったらゆっくりできなくしてやるからな!」 お兄さんにとってもこの季節はゆっくりが唯一の暖房器具 いわば共存共栄の関係が築かれている。 木の床にひいた簡素な布団に毛布と大き目の掛け布団が一枚。 親れいむは、まず赤ちゃんや子ゆっくりから布団に入れていく。 自分が入ってしまっては真っ暗なお布団の中、赤ちゃんたちが寒いお部屋に取り残されていないか わからなくなってしまうからだ。 「ゆっくちおふちょんにはいりゅよ!」 「しょろーり!しょろーり!」 赤れいむと赤まりさが男の脇の下へ潜り込む。 暖かい場所にひかれるのはゆっくりも同じなのだ。 後から入った赤れいむ赤まりさ4匹は固まってお腹の上あたりにいる。 それから子れいむと子まりさが2匹、親が入れるように気を利かせて男の足のほうへと、もぞもぞ入る。 「もーぞ、もーぞ!」 「おかーさんたちと離れて寝るのはさびしいけど、れいむたちはゆっくりしてるよ!」 成体れいむとまりさはさすがに大きいので男の体の隙間や上に乗って寝るわけにはいかない 枕の開いてる部分に寝そべって、足のほうだけ布団の中に入る。 その足にお腹の上で固まっていた赤れいむと赤まりさが寄ってきて「すーりすーり」とすり寄って寝るのだ。 これはぬくい。 部屋の中を暖めるストーブよりも、布団が直接暖かくなるというのは画期的な暖房だ。 「おい、子ゆっくりども、俺の右足が寒いぞ!」 そう言うと、1匹の赤まりさが布団の隙間をお帽子で塞いで外気が布団に入り込まないようにしてくれる。 「ゆっくりふさいだよ!」 さて部屋の電気を消すか。 紐を引っ張れば電灯は消え、部屋は豆電球の頼りない光にぼんやりとだけ照らされる。 布団の中のゆっくりにとっては真っ暗闇だろう。 zzz・・・ 「ゆえ〜ん!ゆえ〜ん!」 深夜に急に赤ゆっくりが泣き出した。 脇の下に入っていた赤れいむが、赤まりさに引っ張り出されて暖かい場所をとられてしまったのだ。 「まりしゃは、ゆっくちあっちゃかいところでねりゅよ・・・zzz」 「れいみゅのゆっくちぷれいちゅがゆえ〜ん!ゆえ〜ん!」 幸い布団の中で泣いているので、男はまだ騒音で目を覚まさない。 しかし、もしも安眠の邪魔をしようものなら男は怒り出してゆっくりさせなくしてしまうだろう。 そこで、いち早く異変に気づいた親れいむが赤れいむをなだめるために布団の奥へと潜り込んだ。 「おちびちゃん、ゆっくり泣き止んでね!お兄さんがうるさくて起きちゃうよ!」 「ゆえ〜ん、ゆっくゆっく」 成体ゆっくりの重量はそれなりにあるため、お兄さんは寝苦しそうだ。 胸の辺りに圧し掛かって、一生懸命脇の傍にいる赤れいむをなだめている。 「ゆっくりできるお歌を歌ってあげるから泣き止んでね! ゆっ♪ゆっ♪ゆっ〜♪」 赤れいむはそのお歌に機嫌を良くして一緒になって歌いだす。 「ゆ♪」 他の寝ていたお腹の上の赤れいむ2匹と足元の子れいむ2匹も目が覚めて、釣られて大合唱。 「「「「ゆっゆっゆっ〜♪ゆっくり〜♪していってよね〜♪」」」」 「うるせぇ!!」 男はあまりの騒音と胸の上の重量感で目を覚まし、親れいむの髪をひっ捕まえると 布団から引っ張り出して、壁めがけてぶん投げた。 ぶぎゅ! 口から餡子を少量吐き出しているが命に別状はない。 足元の子れいむも蹴って布団の外に追い出したが、見えなかったので熟睡していた子まりさが転がって壁にぶつかって潰れた。 「zzz・・・ゆぎっ!」 ようやく静かになる。 「ゆ・・・ゆゆ」 親れいむは布団に戻ろうとしたが、薄目を開けていた男が裏拳一閃で再び壁に激突し気を失った。 ボフッ 男が屁をこいた。 布団の中は異臭を放つメタンガスで充満されていく。 「ゆぎゃー!」 「くちゃいよ〜!」「ゆっくちできにゃい!」 「こうやって布団の温度をたもってるんだよ・・・むにゃむにゃ」 男はまったく悪びれず寝言で答える。 足元の子まりさは外の空気を吸って耐える。 「すーはーすーはー、ここはゆっくりできるよ!」 子れいむ2匹が 「まりさ、そこを代わって!」 「交代交代で息をすうんだよ!」 と言っているがまりさは「ゆっ!ここはまりさのゆっくりスポットだよ!」と言ってまったくどこうとしない。 男は少し意識があったので、布団を足元のほうへたぐりよせて そのまりさの外気を完全に遮断してやった。 ついでに、もう一発屁をこく。 大股に開いて音がしないように、なるべくまりさにヒットするように慎重に・・・ ぷすぅ〜ッ 空気が抜けるような音が男の尻からすると、足元の子まりさは息継ぎの空気口を完全に失い 「ゆぶべべべべ・・・!」と目を大きく見開いて暴れ狂う。 すーはーすーはーと呼吸をしていた、”すー”にタイミングがあって屁が直撃したのだ。 まりさは布団の外へと非難しようとしたが、多めに布団を足元にたぐりよせておいて しかも足で布団の端を丸めて押さえつけたから完全な密室がここに誕生した。 「だしてねぇー!まりさをお外にだしてねー!くしゃいー!」 ちなみに子れいむのほうは2匹とも泡を吹いて気絶している。 余計な事で意識が戻ってしまったため小腹がすいてしまった。 とりあえず、脇にはさまってる饅頭でも食べるか。 「すーや、すーや、ここはまりちゃのゆっくちぷれ・・・」 ひょい、パクッ 口から上を食べて残ったのは布団の中に捨てる。 普通は布団が汚れるからそんな事は出来ないが、このゆっくり餡に限っては ゆっくり同士が綺麗にあとかたもなく始末してくれるからだ。 甘い匂いが布団の中に広がって、半分になった赤まりさに他の赤ゆっくりが寝ぼけながら 「むーしゃ、むーしゃ」とパクつく 赤まりさを平らげると、赤れいむが他の赤れいむに噛み付かれて「ゆぎっ」と悲鳴を漏らしたが すぐに餡子の匂いをさせて全部食べられてしまった。 布団の中は地獄絵図だというのに、親まりさは相変わらずのんきに寝息を立てている。 「すーり、すーり、まりさそんなにたべれないよ・・・ぐへへ」 なんとなくジャイアンパンチを顔面にお見舞いしておいた。 顔面が陥没するあれだ。 むぎゅー! 「ゆゆゆ・・・ゆっ?ゆゆ?」 親まりさは何が起こったかわからず、目をぱちくりとしている。 男は寝たフリをしてスルー。 朝、赤ゆっくりが男の寝返りで全滅していて、子れいむと子まりさも1匹づつ死んでいたが 「冬越えとはこういうもんだ」 の男の一言で親ゆっくり達は納得した。 餡子の遺伝にも冬越えは大変なことだという情報が受け継がれているからだ。 言いながら朝食に、生き残っていた赤れいむを食べてるわけだが 飾りを髪ごと引き抜いてるからわからないらしい。 「やめちぇね!ゆっくちたちゅけてね!みゃみゃー・・もっとゆっくちしちゃ・・・」 「夜までに赤ゆっくりを作っておけよ!」 そういい残して、半透明のポリ製ケースに親ゆっくりと子ゆっくりを生ゴミを放り込んで蓋を閉じる。 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ 作者:まりさ大好きあき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/765.html
リアルに吐くゆっくり ゆっくり魔理沙がうろついていたので、お菓子を与えて手なずけてみることにした。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 もっ、もっ、とお菓子を口いっぱいに頬張り、幸せそうな表情だ。 「かわいい帽子だね」 「まりさのたからものだよ!」 得意げに頭を反らせて、ゆっ、ゆっ、と体を揺らす。 「ちょっと僕にも、かぶらせてもらえないかな」 「ゆゆっ!?」 相当大事にしている帽子らしく、ゆっくりは戸惑った様子でしばらく思案していた。 そこで、懐からさらにお菓子を取り出して、ゆっくりの目の前に放り投げた。 「ゆっくりー!」 顔を輝かせ、夢中でお菓子をガサガサと貪り始める。 その隙に、帽子を取り上げた。かぶってみると、結構ブカブカだった。草や土のにおいがする。 「ゆうう!!? まりさのぼうし! かえしてね! かえしてね!」 口の周りにお菓子のカスをつけたまま、足もとにモチモチとまとわりついてくるゆっくり。 「それはまりさのぼうしだよ!はやくぬいでね!」 とりわけ、自分以外に帽子をかぶられているのが気にかかるらしい。 しつこく何度も僕の頭の帽子に飛びつこうとしてくる。 「もうちょっとゆっくりかぶらせてもらえないかな」 僕は言ってみた。すると、 「ゆっ…!?……!! ゆっ、ゆっくりしていってね!!!」 ゆっくり魔理沙は飛びつくのをやめた。 さすがに名前だけあって、ゆっくりさせてほしいと言うお願いは無下にできないようだ。 ゆっくりは僕を見つめたまま、ジッとしている。正確には、僕のかぶっている帽子を見つめたまま。 しかし、三十秒もすると、ゆっくりはタラタラと汗をかき始め、やがて焦れたような表情を浮かべてモゾモゾとしだし、 とうとうまた飛び跳ね始めた。 「そろそろかえしてね! それはまりさのぼうしだよ!」 そこでまた僕は言う。 「そんなに急かされたら、ゆっくりできないよ」 「ゆゆぅ!? おにいさん、ゆっくりしていってね!!!」 何度もこのやりとりが繰り返された。 そのうちに、ゆっくり魔理沙は、どんどん落ち着きがなくなっていった。 最初のうちは三十秒ジッとしていられたのに、今はもう五秒と静止していられない。 「ゆっ……!ゆっ……!」 と体をよじって、もどかしそうに転げまわる。 体中をムズムズモゾモゾする感触が這いずり回って、相当不快なようだ。 どうやら長時間帽子をかぶらないでいると、禁断症状のようなものが出るらしい。 「おにいさん、まりさのぼうしをはやくかえしてね!」 体を地面に擦りつけたり、木にぶつかってみたりして、なんとかムズムズモゾモゾを紛らわそうとしながら、 ゆっくりは言った。 なんだか楽しくなってきてしまった。そこで僕は言った。 「よし、返してほしかったら、ここまでおいで」 僕はゆっくりを置いて駆け出した。 「ゆうぅぅぅ!? まりさのぼうし! がえぢでえぇぇぇぇ!!」 振り返ると、ゆっくりが必死で跳ねてくるのが見える。だが、そのスピードは人の走りには到底及ばない。 五分ほど軽く走った後、僕は立ち止って、ゆっくりが追い付くのを待った。 その五分後、息も絶え絶えにヨロヨロとゆっくりが現れた。 「ぜぴゅー、ぜひゅぅ、ひゅっ、ぴひゅぅ、ゆっ、ゆっぐりぃ……」 だらしなく口から舌を垂らして僕の前まで来ると、ゆっくりはベッタリと顔から地面に貼りついて、起き上がれなくなった。 疲労の極みにあるようだが、そのおかげで禁断症状の方はだいぶ紛れたようだ。 「よく追いついたね、約束通り、帽子は返すよ」 「ゆっ…ユゲフッ、ほんと!?」 起き上がり、喜びの表情を浮かべるゆっくり。 「でもちょっとトイレに行きたくなっちゃって。済ませてくるからちょっと待ってね」 「ゆゆっ、はやくしてね!!」 僕は適当な茂みを探すと、そこにゆっくり魔理沙の帽子を置き、その上にしゃがみこんで、大きい方をブリブリっと やらかした。そして、帽子のヒラヒラしたフリルの部分を適当に破ると、尻を入念に拭いて、適当に帽子に巻きつけた。 スッキリした僕は、動けないゆっくりのところまで戻ると、抱きかかえて帽子のところまで連れて行ってやった。 帽子を見た時のゆっくりの表情は忘れられない。 「ゆうううううう!!? まりさのぼうしがあああ!!どうぢでこんなことするの゛おおおお!!?」 悲痛な叫び声をあげて抗議するゆっくり。 「いやあ、手近に紙がなかったもんで。ごめんね。じゃ、またね」 ゆっくりを地面に下ろすと、僕は言った。 「おにいさん、いかないでね! まりさのぼうしをなおしていってね!まってねまってね、ゆっくりしていってね!! 」 立ち去ろうとする僕を見て、取り乱したようにゆっくりは叫んだ。 ゆっくりが必死に僕を帰すまいと叫んだ理由はわかっている。 ゆっくりには手がない。だから、物を運ぶ時は、口を使う。 つまり、ゆっくりが帽子かぶるためには、帽子の上に乗っているものを、口に入れなければならないということだ。 そうしなければ、やがて疲労も癒えてきて、また禁断症状に苦しまされることになる。 「お゛に゛い゛さんい゛がないでえ゛ええええええええ!! ゆ゛っぐり゛いいいいいいいい!!!」 あたりにゆっくりの絶叫がこだました。 (↓この後、スカトロ描写あり。まあ大したことないと思うけど、嫌な人は引き返すが吉) 僕はしばらく歩くいて帰った振りをすると、ゆっくりがこの後どうするのか見るために、再び見つからぬよう茂みのとこまで コッソリ戻った。 ゆっくりは、まだ帽子の前でためらっていた。 僕が茂みに戻ってきてからもだいぶ長い間、帽子の前でまごついていた。 僕は草むらの陰で静かに様子を窺っていた。すると、ゆっくりがピクリ、と一つ震えた。 「ゆっ」 その五秒後、今度はピクン、ピククンと二つ震えた。 「ゆっ、ゆゆっ」 禁断症状が始まったようだ。やるしかない。ゆっくり魔理沙に悲壮な決意の表情が浮かんだ―― 「ゆぉれれれれれれっ、おれれっ、ゆっ、ろろろろろろろ」 ゆっくりが嘔吐する音である。 「ゆろろぉ、ろっ、ろぉっ、ぉ……………お゛っ! お゛ろおおれっれええれれれれれれ」 詳細な描写をするつもりはない。僕も見ていて吐きそうだった。 しかし、ゆっくりは諦めなかった。何度も嘔吐を繰り返し、モチモチだった体がしおしおにしぼんできた程だったが、 とうとうブツの撤去に成功した。匂いと、布地にしみついた茶色いシミはさすがにどうすることもできなかったが。 帽子のへりを体でズリズリとせり上げ、その下に体を潜り込ませて、なんとかかぶることができた。 「ゆっくりー!」 汚れに汚れ、頬がゲッソリこけてしまったゆっくりだったが、達成感に顔が輝いていた。 どんなに汚れてしまっても、どんなに耐えがたい匂いがしても、帽子はゆっくり魔理沙の大切な宝物なのだった。 よくやったな、ゆっくり。僕は涙ぐみさえした。明日はご褒美にもっといっぱいお菓子をやろう。 もっとも、今度会ったら逃げられてしまうかも知れないけれど。 翌日、ゆっくり魔理沙は自分から僕の元へ現れた。昨日、あの後、巣に帰ったはいいが、一緒に住む家族たちに追い出されて しまったのだ。ゆっくりは非常にきれい好きな生き物なのである。 巣に入りたかったら、帽子を捨てろと言われ、宝物を捨てるなんてことは当然できず、 ゆっくり魔理沙は一人ぼっちで、夜露に濡れながら、涙を流しながら、悪臭に耐えながら、夜を明かしたのだ。 そして今は冬。巣に蓄えてある食糧がないと、ゆっくり一匹では生きていけなかった。 背に腹は代えられず、こうして僕のもとにお菓子を貰いにやってきたのだ。 「ゆっ、ゆっくりしていってね!!!」 帽子を取られないように、僕から距離をとって、おどおどしながらゆっくり魔理沙が言う。 そうかあ、こいつにはもう僕しかいないのかあ。そう考えると、独りでに頬が緩んでいくのを抑えられなかった。 おわり このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2133.html
【ゆっくりサファリパーク】 夏の暑い日差しの下、僕とれいむはサファリパークへとやって来た。 ここでは虎やライオン、象やキリン等の野生の動物達がのびのびと過ごしている。 そしてめでたい事に、最近ではゆっくり達もその仲間入りをはたした。 ゆっくりとは本来、野生に生きる生物だ。 都会で生活している野良ゆっくりでは、本当のゆっくりの姿を見る事は出来ない。 僕は飼いゆっくりであるれいむに見せてあげたかった。 ゆっくり達が大自然の中で、ゆっくりと暮らしている姿を。 「大人1枚、ゆっくり1枚お願いします」 「ゆっくりは無料です。でもサファリ内に捨てないでくださいね」 失礼な事を言う受付だ。僕が可愛いれいむを捨てるわけないじゃないか。 れいむが腕の中から心配そうにこちらを見ている。 「大丈夫だよ、れいむ。僕はそんな酷い事しないよ」 「そ、そうだよね! れいむ、ゆっくりしんぱいしちゃったよ!」 安心させるようれいむの頬を撫でながら、チケットの半券を受け取り、入場ゲートをくぐる。 目の前には数台のサファリカーと、広大な森が広がっていた。 暇そうにしてたサファリカーの運転手がこちらへと駆け寄ってくる。 「お客さん、さっそく行きますか?」 「うん、よろしく頼むよ」 「ゆっくりしていってね!」 本当にゆっくりされると困るのだが、運転手はれいむをスルーしたらしく、運転席へと乗り込んだ。 その後を追い、れいむを膝の上に乗せ、乗車席へと腰を下ろす。 「楽しみだね、れいむ! いっぱい仲間に会えるといいね!」 「うん、かわいいあかちゃんがみれるといいね!」 れいむの嬉しそうな顔をみて、僕はここに来て正解だったと確信した。 運転手がエンジンをかけ、車を発進させる。 さぁ、野生の世界へ出発だ! 覆い茂る木々を抜け、車は人工のサバンナへと到着した。 目の前には広大な大自然。れいむもゆっゆっと大はしゃぎ。 潅木が散らばり、遠くにはのんびりしてるキリンの姿も見える。 「見てごらん、れいむ。キリンさんだよ!」 「ゆゆっ! すごくゆっくりしてるね!」 「キリンさんはね、あの長い首で高い場所の葉っぱを食べる事が出来るんだよ」 「きりんさん、すごーい! まいにち、おそらをとんでるみたいだね!」 などとハートフルな会話をしていると、近くの草むらから二つの影が飛び出した。 おお、野生のゆっくりだ! 「ゆっくりしていってね!」 れいむが野生のゆっくり達に元気な挨拶をする。 おや? 向こうも、こちらに気が付いたみたいだ。 「「ゆっくりしていってね!」」 サバンナに、ゆっくり達の唱和が吸い込まれていく。 野生のゆっくりの数は二匹。両方ともまりさ種のようだ。 真っ黒な帽子が緑の中にゆっくりと映えている。 「運転手さん、ちょっと止めてもらっても良いかな?」 「ええ、いいですよ。でも、こいつらに餌はやらないでくださいね」 「ああ、わかっているよ」 大自然で生きるゆっくりに餌をやると、自分で餌を取る事を忘れてしまう。 それではこのサファリパークの意味がない。 それに僕が止めてもらったのは、なにもゆっくりに餌をやるためじゃない。 れいむに野生のゆっくり達と、ゆっくり交流してもらうためだ。 僕は窓から少しだけれいむを出してあげた。 「ゆっ! れいむがいるんだぜ!」 「すごくゆっくりした、びれいむなんだぜ!」 「ゆゅ~ん、はずかしいよぉ」 おお、どうやら野生のゆっくりの目には、れいむは美しく見えるらしい。 なかなか見る目のあるゆっくりだ。 「君達、もっと近くに来てもいいよ」 飼いゆっくりを褒められて嬉しくなり、僕は思わずまりさ達を呼び寄せた。 ゆっゆっと跳ねながら、車の近くまでやって来るまりさ達。 「き、きれいなんだぜ…」 「ま、まりさのおよめさんになってほしいんだぜ…」 「そんなこといわれても、れいむこまっちゃうよぉ」 顔を真っ赤にしたゆっくりが三匹。なんと微笑ましい光景なんだろう。 運転手は欠伸をしている。お仕事ご苦労様です。 「れ、れいむ! まりさは、かりがとくいなんだぜ!」 「ま、まりさのほうが、とくいなんだぜ! れいむをせかいいち、ゆっくりさせてやるんだぜ!」 「ゆっ…ごめんね、まりさ…れいむはおにいさんとくらしてるの。おにいさんじゃなきゃだめなの」 れいむが申し訳なさそうにポツリと呟く。 その言葉に僕の心は有頂天だ。れいむかわいいよれいむ。 「そんなワケだからごめんね。まりさ達は野生でゆっくりしてね」 まりさ達には残念だけど、僕はれいむをここに置いていく気はない。 僕の可愛い飼いゆっくりなのだ。それに、受付の人にも言われたしね! 「運転手さん、行って下さい」 「はいよ」 「まつんだぜ! れいむをおいていくんだぜ!」 「ゆっくりどうしが、いちばんゆっくりなんだぜ!」 そんなまりさ達の声をスルーし、アクセルを思いっきり踏み抜く運転手。 サファリカーの秘めた野獣が本性を現す。 研ぎ澄まされた牙、黒く分厚いタイヤが地面を噛み締め抉る。 「「ゆぎゃああああああああぁあああ!!」」 運転手があちゃーと声を漏らした。 れいむがショックで口から餡子を漏らしている。 車の側を跳ねてたまりさ達は、タイヤの下で引き餡子になっていた。 地面に刻まれた真っ黒な染み。残された帽子がまるで墓標のようだ。 これは車に近づけさせた僕の責任だろう。反省反省。 「すみません、運転手さん」 「あー、まぁ仕方ないよ。ゆっくりには、よくある事だから」 やはり自然に生きるというのは大変な事なのだなぁ。 れいむの口元についた餡子をハンカチで拭いながら、僕は心からそう思った。 「ところで運転手さん。まりさ達は、あのままで良いんですか?」 「大丈夫ですよ。他の動物か虫が掃除してくれます」 「なら安心ですね」 サファリカーは再び前進を始めた。 車に揺られながら、まだ泣いてるれいむに、野生の過酷さを教えてあげる。 最初はなかなか理解してくれないれいむだったが、ゆったりと歩いている象を見せたら機嫌が直ったみたいだ。良かった良かった。 「象さんはね、あの長い鼻で高い場所の葉っぱを食べる事が出来るんだよ」 「ぞうさん、すごーい! まいにち、おそらをとんでるみたいだね!」 「いや、上に行くのは鼻だけなんだけどね」 「ゆっ! ゆっくりりかいしたよ!」 などとハートフルな会話をしていると、近くの丘の上に揺れる二つの影が見えた。 おお、野生のゆっくりだ! しかし、あの様子は普段と違う…そうか! 「運転手さん、ゆっくりの近くに止めてください。静かにゆっくりお願いします」 「はいよ」 ゆっくり達に気づかれないよう、こっそりと車を近づけ停止させる。 野生の動物ならこの時点で気づくだろうが、ゆっくりが相手ならこれで大丈夫だ。 それに僕の想像通りなら、エンジンを切らなくても気づかないだろう。 ひょっとすると、気をつけなくても気づかないかも知れない。 「ほら、れいむ。向こうを見てごらん」 「ゆっくりし──」 僕の指差す方にゆっくりを見つけ、早速、挨拶をしようとするれいむ。 だが野生のゆっくり達の様子に気づくと、慌ててその声を飲み込んだ。 「ゆっふぅうう! まりさぁ、かわいいよぉお、まりさぁあああ!」 「ありすうぅぅう、もっとまりさのまむまむを、つきあげるんだぜええぇええ!」 「んほぉお! うれしいこといってくれるわね! たっぷり、すっきりさせてあげるわぁあ!」 ご覧のように、ありす種とまりさ種がお楽しみの真っ最中だ。 過酷な大地の上では、子孫を残していく事が何よりも大事なのであろう。 こんな真昼間っからお盛んに腰を揺らしている。 二匹のゆっくりの身体は得体の知れない汁にまみれ、身をくねらせる度に、クッチュクッチュと音をたてた。 ありすの長い舌が、ピンクに染まったまりさの頬をベロベロと舐めまわす。 まりさはゆっゆっと切なげな声をあげると、今度は唾液で溢れたありすの舌へ、自分の舌を絡め始めた。 「んっちゅ、ちゅぱっ…! す、すごいわ、まりさぁあ! こんなとかいはなてく、どこでおぼえたのおぉお!?」 「じゅるっ、ちゅぽっ…! あ、ありすのために、れんしゅうしてたんだぜぇええ!」 「うれしいぃぃい! ありすのあいをうけとってぇえええ!」 「んっほ! んっほおおぉおおお!!」 ありすのぺにぺには、まりさへの思いで、はち切れんばかりに怒張している。 もう我慢ならんとばかりに、サバンナのように熱く湿ったまむまむが突き上げられる。 二匹の足元には、黒と黄色のマーブル模様の湖が出来上がっていた。 カスタードと餡子の混ざった咽返る匂いが、今にも風に運ばれこちらへと伝わってきそうだ。 「ハハハ、見てごらん、れいむ。あのありすのぺにぺに、すごく大きいね」 「もぉ、おにいさんのえっちぃ。それに、おにいさんのが、おおきいよぉ」 「こいつめぇ~」 「ゆぅ~ん」 運転手がケダモノを見るような目で僕達を見つめている。お仕事ご苦労様です。 「しゅご! しゅごい! ありすのぺにぺに、まりさのまむまむのおくに、あたってりゅうぅうう!」 「まりさ、にんっしんしちゃうの? ありすのぺにぺにで、にんっしんしちゃうのおぉおお!?」 「しゅっきりくる! しゅっきりきちゃうんだぜぇええ!」 「んほっ! んほっ! まってて、まりしゃ! ありしゅもしゅっきり! しゅっきりくるぅぅうう!!」 「「んっほおおおお!! すっき──」」 「「ゆ゛き゛ゃ゛あ゛あ゛あああああああああぁああ!!」」 「パオ~ン!」 運転手があちゃーと声を漏らした。 れいむがショックで口から餡子を漏らしている。 いつの間にか近くに来ていた象が、うっかり二匹のゆっくりを踏み潰していた。 何事も無かったかのように、のっしのっしと歩み去っていく象。 その足の裏には、悲痛な叫びを残したデスマスクが張り付いてた。 「いやぁ、驚きました。象って、こんな近くまで来るんですね~」 「まぁ、そこそこ人間馴れしてますからね。あまり馴れると困るんですが」 「ゆっ…ゆっ…ゆっ…」 れいむは自然の非情さに耐えられなかったのか、ガクガクと身を震わせている。 やっぱりれいむは飼いゆっくりだ。しっかり僕が守ってあげよう。 「それじゃ車進めて下さい」 「わかりました。今度は向こうの湖まで行ってみましょう」 サファリカーは再び前進を始めた。 人工物であろう湖が、サバンナの真ん中に広がっている。 きっと野生の動物達が、ここに水を飲みに集まったりするのだろう。 今、この水場を独占してるのは…おっ、ゆっくりだ! 「ごきゅごきゅ、おみじゅしゃん、しゅごくおいちぃね!」 「きゃっきゃっ、ちゅめた~い」 「あかちゃんたち、こっちきてね。おかあさんが、きれいきれいしてあげるね」 「「ゆゆっ! おかぁしゃん、ありがちょう!」」 どうやられいむ種の家族が水浴びをしてるようだ。 親れいむの周りを、赤れいむが楽しそうに跳ねている。 赤れいむは十匹近くいるだろうか? 結構な大家族のようだ。 そういえば、れいむが赤ちゃんを見たがっていたな。 「ほら見てごらん、れいむ。赤ちゃん達が楽しそうに水浴びしてるよ!」 「ゆっ…?」 まだ腕の中でガクガク震えていたれいむを持ち上げ、窓から家族の団欒が見えるようにしてあげる。 「ゆゆっ! ほんとうだ、あかちゃんがいるね!」 「そうだね、れいむと同じれいむが沢山いるね」 「ゆゆ~ん、みんなすごくゆっくりしてるよ~」 どうやら目当ての赤ちゃんが見れて嬉しかったらしい。 れいむの機嫌は、あっという間に直ってしまった。 「ゆっ、ゆ~♪ れいむのかわいいあかちゃん~♪ ぺ~ろぺ~ろ、いつもきれい~♪」 「ゆっゆっ! おかぁしゃん、くしゅぐっちゃいよぉ!」 「おねえしゃんばきゃりじゅる~い!」 「きょんどは、れいみゅをぺ~ろぺ~ろしちぇね!」 「みんなじゅんばんをまもってね! みんなでゆっくりしようね!」 「「ゆゆ~ん♪」」 赤れいむ達を順番に舐めてグルーミングする親れいむ。 この厳しい環境の中で、あれだけの家族を維持するのはさぞ大変だろう。 親れいむの苦労を思うと胸が痛くなりそうだ。 「ゆ~ん、あかちゃんすごくかわいいよぉ~」 「本当だね。あんな赤ちゃん達が家にいたら楽しいだろうね」 「おにいさん…れいむも、おにいさんとのあかちゃんほしいなっ」 「ハハハ、こいつめぇ~」 衝撃発言に嬉しさを隠し切れない僕は、思わず頬を赤らめてしまう。 運転手は遥か遠くのキリンの群れを見ていた。お仕事ご苦労様です。 「ゆゆっ! そろそろ、じかんだよ! ゆっくりしないで、おうちにかえろうね!」 「ゆっ!? どうちちぇ?」 「もっちょおみじゅさんであしょびちゃいにょに…」 「ゆっきゅりちようね?」 「だめだよ! あかちゃんたち、よくきいてね? ここには、もうすぐ──」 「ゆぎゃあああああああ!!」 突然響き渡る赤れいむの叫び声。 僕とれいむのハニームーンを邪魔するなんて、いったい何事なのだろう? 「ゆ゛か゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛、れ゛い゛ふ゛の゛あ゛か゛ち゛ゃ゛ん゛か゛あ゛ぁ゛あああ゛!!」 運転手があちゃーと声を漏らした。 れいむがショックで口から餡子を漏らしている。 いつの間にか湖から上陸したワニが、赤れいむを次々と丸のみにしている。 リボンも残さずワニの腹の中へ収まっていく赤れいむ達。 「あかちゃんたち、おかあさんのおくちにはいってね! ワニさんのおくちじゃなくて、おかあさんのおくちにはいってね!」 「ゆっきゅりしないで、いしょぐよ!」 「おかぁしゃん、たちゅけてぇ!」 今度は母れいむの中に次々と赤れいむが収まっていく。 足の遅い赤れいむを収納して、一気に逃げるつもりなのだろう。 ワニはああ見えてかなり素早い。正直、あまり良い策とは思えないのだが… 子れいむの収納を終えた母れいむが、ワニに背を向け走り出す。 そのスピードはお世辞にも速いとは言えない。 このままだと追いつかれてしまうだろう。 しかし、母れいむの思いが通じたのか、ワニはこれ以上追って来なかった。 いや、正確には、最初に現れたワニは追って来なかった。 大きなワニの後ろから、小さなワニが三匹上陸してくる。 あのワニの子供達なのだろうか? 母れいむ目掛けて前進を始める子ワニ達。 小さな尾をくねらせて、恐ろしいスピードで追撃を開始する。 「でょぼぢでぶぇでるのぉおおお!?」 あーあ、後ろなんか見なきゃ良いのに。 子ワニ達はその圧倒的なスピードで、母れいむのすぐ後方へと付いてた。 「ゆっべっぎゃあぁああああああ!!」 一匹の子ワニの小さな口が、まず母れいむの足を食いちぎった。 最初に相手の動きを止める。子ワニの将来が楽しみだ。 動けなくなった母れいむの頬を、額を、真っ黒な髪を、子ワニ達がゆっくりと捕食していく。 母ワニと思われる大きなワニは、その様子を見ながら、大きな口を開け日光浴を楽しんでいた。 口と言えば、口の中に入った赤れいむ達はどうしたんだろう? 疑問に思い母れいむの口を注視してみる。 絶叫で大きく開かれた口の中では、絶叫のマトリョーシカが完成していた。 きっと叫んだ時に潰してしまったのだろう。ご愁傷様です。 数分後、湖にはワニの親子の団欒する姿だけが残された。 大自然の水場は公共物だ。誰が独占するわけでもない。 そう言えば母れいむには、ワニが来るのを理解していた素振りが見えた。 あれはどういう事なんだろう? しかし、その疑問に答えてくれる相手は腹の中だ。 今更どうしようもない。 「いやぁ、ワニって饅頭食べるんですね。驚きました」 「饅頭を食べるのかは解りませんが、見ての通りゆっくりは食べるみたいですね」 「不思議ですね」 「全くですね」 自然は神秘に満ち溢れている。僕は込み上げる感動に打ち震えた。 れいむは運転席のシートの下に潜りこみ、ガクガクと震えていた。 その後、クマの一振りで木っ端微塵になるゆっくりや、ヘビに丸のみされ腹から声を出してるゆっくり、子ライオンの狩りの練習相手にされるゆっくり等を見ながら、ゆっくりと出口へと辿りついた。 西に沈みかけた太陽が、真っ赤な光で僕等を照らす。 実に有意義な一日だった。僕は運転手とガッチリ握手する。 「今日は、ありがとうございました」 「いえいえ、またいらっしゃってくださいね」 「だってさ! また来ようね、れいむ!」 ビクっと身を震わせたれいむを腕に抱え、僕達はサファリパークを後にした。 おわり このSSに感想を付ける